初めての妊娠。出産する病院はどうする?

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初めての妊娠。出産する病院はどうする?

初めての妊娠。出産する病院はどうする?

妊娠すると1番最初に決めること、それは受診する産院選びです。特に初めての妊娠では、そもそもどこの病院に行けばいいの?と不安に思う人も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、産科の種類や選び方のポイントをご紹介します。産院選びに迷っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。

出産する病院の種類はこの4つ

0006_2.jpg 出産をする病院は、大きく分けて4種類があります。病院ごとにメリットやデメリットがありますので、自身に合った産院を選びましょう。

総合病院

総合病院には、産科や産婦人科以外にも、小児科や内科などさまざまな診療科目があります。そのためママに持病があったり、出産時にトラブルがあったりしてもすぐに対応してもらえるため安心です。また医師やベッド数も多く、夜間や休日に陣痛などがきても対応してもらいやすいですね。一方で医師が多い分、検診のたびに医師が変わる可能性も。検診は担当の医師が決まっている病院もありますが、出産時には他の医師が担当することも多いのが特徴です。

大学病院

大学病院は総合病院と同じく、産科や産婦人科以外の診療科目が多いのが特徴。他にも高齢出産や双子出産など、ハイリスクな出産にも対応してくれますよ。

個人病院

基本的には産科や産婦人科がメインとなる病院。医師の数やベッド、設備などは総合病院よりも少ないですが、妊娠中から出産まで、ずっと同じ先生に診てもらえるので、安心感がありますね。病院にもよりますが、基本的には総合病院よりも費用が安いところが多いです。最近では小児科が併設された個人病院も増えてきていますよ。

助産院

医師のいない、助産師だけの施設です。そのためママに持病がなく健康で、妊娠中のトラブルがないことなどが前提となります。医療行為はできませんが、何かあったときは近くの産婦人科や産科と連携しているので、安心ですよ。また総合病院や個人病院に比べて、出産の自由度が高いのが助産院のメリット。「自宅で産みたい」「自然に産みたい」など、さまざまなバースプランを受け入れてくれます。

出産する病院を選ぶときのポイントはこれ

0006_3.jpg 出産は一大イベントであるからこそ、病院選びはとても重要です。適当に選んでしまって後悔することのないよう、ポイントを押さえて自身に合った病院を選びましょう。

病院までの距離で選ぶ

妊娠中はつわりなどで体調が悪かったり、少し動いただけでも疲れたりすることが多いですよね。そのため、病院はなるべく自宅や職場の近くにある施設を選ぶのがおすすめ。特に徒歩圏内で行けるような距離だと、陣痛がきたときや何かトラブルがあった時でも安心です。妊娠週数が増えるにつれて健診に行く回数も多くなってくるので、病院が近いと通うのも楽ですね。電車やバスで行く場合でも、降りた駅から病院までの距離が長いと大変です。交通手段も考えて、できるだけ通いやすい病院を選ぶようにしましょう。

食事の充実さで選ぶ

出産するとその後1週間程度は入院して過ごすことになります。出産後は心身ともに疲れているので、食事が入院中の楽しみになることも多いです。そのためできるだけ食事が充実していて、美味しいところがおすすめ。病院のサイトや口コミで調べることもできるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

費用で選ぶ

出産費用や入院費は、病院によってさまざまですが、特に個室でトイレやシャワールームが完備されていたり、食事が豪華だったりする病院では費用が高くなる傾向があります。反対に大部屋だと費用を抑えることができるので、何を重視するかを考えて選ぶようにしましょう。

個室か大部屋かで選ぶ

病院によっては個室しかないところや、大部屋か個室かを選べるところなどさまざまです。 大部屋の場合、他の人と同じ部屋になるので、周りの音が気になってしまうことも。特に母子同室だと、他の赤ちゃんの泣き声に自分の赤ちゃんが反応して起きてしまうこともあります。しかし大部屋だと、個室に比べて費用を抑えることができますよ。個室を選ぶメリットとしては、赤ちゃんが泣いても焦ることなく、ゆったりとした気持ちで対応できることや、部屋内での面会ができると言うところ。特に上の子がいる場合は個室のほうが周囲を気にせず面会することができますよ。

女医がいるかどうかで選ぶ

産科の健診では、基本的に内診が必要となってきます。そのため男性の医師は抵抗があるという人も多いのではないでしょうか。そういった人は女医が在籍している病院を選ぶのがおすすめ。特に初産で内診などに慣れていない人は、女医のいる産院を選ぶ人が多いですよ。病院のサイトなどでも紹介しているところが多いので、事前にチェックしましょう。

母子同室か母子別室かで選ぶ

出産後、赤ちゃんと同じ部屋で過ごすか別室で過ごすかも病院によって違います。出産で疲れている中、赤ちゃんと同じ部屋で過ごすのは大変ですが、入院中に赤ちゃんとたくさん触れ合うことができるので、少しでも育児に慣れておくことができます。反対に母子別室の場合は入院中にしっかり休むことができるので、退院後に体力を温存しておくことができますね。初産で育児に慣れていない人は母子同室、育児に慣れている人は母子別室を選ぶのもおすすめ。日中は母子同室で、夜だけ助産師が赤ちゃんを預かってくれる病院などもありますよ。

分娩方法で選ぶ

最近では通常の分娩方法だけではなく、無痛分娩や和痛分娩を選択する人も増えてきましたよね。ですが病院によっては通常分娩にしか対応していないところもあります。無痛分娩や和痛分娩を希望している人は、事前にチェックしておきましょう。

院内教室の充実度で選ぶ

病院ではマタニティヨガや両親学級、母親教室など、妊娠中に通うことのできる教室を開いているところがたくさんあります。特に初産だと両親学級や母親学級を受けておくことで、出産や育児に対する不安が緩和されることもあるのでおすすめですよ。

助産師外来の有無で選ぶ

助産師外来とは、医師が行う健診とは違い、助産師が行ってくれる健診のことです。母乳が出るかどうかの悩みや、妊娠中のむくみなどマイナートラブルについてなど、医師には相談しにくい些細なことも言いやすいというメリットがありますよ。初産で陣痛や出産に恐怖があるという人も、気軽に相談できます。師外来は助産師が多く在籍している病院でないと行うことができないので、事前に確認しておくのがおすすめ。

家族が一緒に泊まれる産院を選ぶ

出産時には、夫や母親に立ち会ってもらうという人も多いのではないでしょうか。ですが自宅や里帰り先から病院が遠く、出産が夜間になってしまった場合などは、家族が病院から帰れないということもあります。そのため産後に家族が一緒に泊まることができる病院を選んでおくと、安心して立ち会ってもらうことができますよ。

セミオープンシステムを利用するのもあり!

0006_4.jpg 出産をする病院は、大きく分けて4種類があります。病院ごとにメリットやデメリットがありますので、自身に合った産院を選びましょう。

総合病院

セミオープンシステムとは、妊娠中の健診は自宅や職場から近く、通いやすい病院で受ける。そして分娩は設備がしっかり整っている産院で受けることができるという新しいシステムです。「出産したい病院があるけど、自宅から遠くて通いにくい」などの悩みがある人におすすめ。緊急手術が必要なときや、夜間にトラブルがあったときなどは、出産する病院で受け入れてもらうことができるので安心ですよ。妊娠中の状態や、行った検査などの情報も病院間でしっかりと共有してくれます。一方で健診時にずっと診てもらっていた医師や助産師がいない病院で出産することになるので、そのあたりは少し寂しく感じてしまうこともあるかもしれません。

産院が決まったら分娩予約をしよう!

0006_5.jpg 出産する病院を選ぶときのポイントを押さえたところで、次に注目したいのは分娩予約についてです。ここでは分娩予約をするときのポイントについてご紹介していきますね。

分娩予約は早めに済ます

分娩予約はその名の通り、出産する予定の病院に分娩の予約をすることです。人気のある病院ではすぐに予約が埋まってしまうこともあるため、なるべく早く予約しておくのがおすすめ。ほとんどの人は妊娠がわかって産婦人科を初めて受診したときや、心拍が確認されて、医師から出産予定日を教えてもらったタイミングで分娩予約を済ませていますよ。里帰りなどで健診を受ける病院と出産する病院が違う人も、早めに分娩予約をとるようにしましょう。

自分のバースプランに合った病院かを確認してから予約する

分娩予約をするのは早いに越したことはありませんが、自身のバースプランやこだわりに対応している病院かどうかも、しっかりと事前にチェックしておきましょう。病院を選ぶポイントでもお伝えしましたが、部屋が個室なのか大部屋なのか、費用はどれぐらいかかるのか、立ち会い出産は可能なのか、無痛分娩はできるのかなど、「これだけは譲りたくない」というポイントをあらかじめ絞っておき、後悔することのないよう、病院に確認するのがおすすめです。また、産院を見学できる機会があるのなら、実際に見てから決めるのもあり。見学をして特に不満がなければそのまま分娩予約をしてしまいましょう。

予約金の有無を確認する

病院によっては、分娩予約をするための予約金が必要になってくるところもあります。そういった場合、予約金はどれぐらいかかるのかも確認しておきましょう。また、もし分娩予約をキャンセルした場合、予約金は返金可能なのかどうかも要チェック。

希望の産院は3つほど考える

早いタイミングで分娩予約をすれば、ほとんどの人がそのまま予約を済ませることができます。ですが予約のタイミングや病院によっては、残念ながら希望の産院で予約を取れなかったということも。そうなったときに焦ることのないよう、出産を希望する病院は3つ程度、候補を出しておくのがおすすめです。

まとめ

0006_6.jpg 出産というイベントは一生のうちでそんなに多く体験することのできない、一大イベントです。だからこそ後悔のない病院選びをすることが重要。特に初産の場合はどんな産院を選べばいいのか迷う人も多いと思うので、病院選びのポイントを押さえつつ、自身の考えや環境に合ったところを選びましょう。そして病院が決まったら、できるだけ早く分娩予約しておくのがおすすめですよ。ぜひこの記事を参考に、最適な病院を選んでくださいね。

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