先輩ママ伝授!つわりとの上手な付き合い方

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先輩ママ伝授!つわりとの上手な付き合い方

妊娠中は体調の変化などが多く、戸惑うことも増えますよね。中でも、つわりに悩まされる人は多いのではないでしょうか。つわりは症状が出る時期やおさまる時期、症状の出かたなど、人によってさまざまです。そこでこの記事では、つわりの原因や症状、つわりとの付き合い方についてご紹介します。つわりに悩んでいる人、これからつわりが始まるのではと不安な人は、ぜひ参考にしてくださいね。

そもそもつわりって何?

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一般的につわりとは、妊娠初期である5週目あたりから吐き気や嘔吐、食欲不振など、消化器系の異常が出ることを言います。原因はいまだにハッキリとはわかっていませんが、妊娠したことでホルモンバランスが崩れることが原因ではないかと言われています。つわりには個人差があり、症状がまったくない人もいれば、つわりが悪化して妊娠悪阻になってしまう人も。妊娠悪阻になると水分がほとんど摂れない、食べものが食べられないことから一気に体重が減少してしまい、栄養代謝障害になってしまいます。つわりと妊娠悪阻はまったくの別物になりますので、妊娠悪阻の可能性がある場合は、すぐにかかりつけの産婦人科を受診するようにしましょう。

つわりは基本的に妊娠初期から中期に入るころである、15週目あたりにおさまる人が多いです。ですが妊娠初期に1度おさまったのに、妊娠後期に入ってまたつわりが始まる後期つわりや、出産の直前まで症状がある人もいます。また、妊娠初期から出産まで、まったくつわりがないという人も。「つわりがないと胎児に異常がある」と心配する人もいますが、つわりの有無や重さと胎児の状態は無関係です。しっかりと妊婦検診を受けていれば、つわりがなくても過度に心配する必要はありませんよ。ほかにも、1人目は出産までつわりがあったのに、2人目は出産までつわりがなかったという人も。人によってはもちろん、妊娠するたびに症状が違う人も多いようです。

つわりの症状ってどんなもの?

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つわりの症状は、一般的には吐き気や嘔吐が多いですが、ほかにも頭痛や眠気、胃痛など、人によってさまざま。こちらでは、つわりにはどんな症状があるのかをご紹介したいと思います。

嘔吐や吐き気がある

つわりの中で1番多いとされている症状が、この吐き気と嘔吐です。特に嘔吐は何度も繰り返し吐いてしまうため、かなりの体力を消耗してしまいます。嘔吐はしないけど、吐き気はずっとあるという人も多いですよね。特に寝起きや早朝は吐き気を感じやすくなるため、注意が必要です。また、口の中にずっと食べものが入っていないと気持ち悪くなるという、食べづわりもあります。食べづわりでは食べ過ぎによる体重増加に注意しましょう。体重が増えすぎると出産に時間がかかったり、妊娠高血圧症候群になったりするリスクが上がってしまいます。

匂いに敏感になる

こちらの症状を自覚している人も多いのではないでしょうか。匂いつわりは、今までなんとも思っていなかった匂いが急に嫌になる、不快になるという症状です。匂いづわりの中でも多いのが、食べものの匂い。特に炊きたてのご飯の匂いを気持ち悪いと感じる人が多いです。ほかにも洗濯洗剤の匂いや芳香剤の匂い、使用しているシャンプーの匂いが嫌になったという人も。ひどければ家の中の匂い自体がダメという人もいます。妊娠中に嫌になった匂いは、出産してすぐ平気になる人もいれば、出産後もずっと不快なままだったという人もいますよ。

常に眠気がある

どれだけ寝ても、常に眠気があるのがこの眠りづわり。何時間寝ても眠かったり、仕事中でも眠くなってしまうので、困る症状ですよね。眠気があるせいで、仕事や家事に集中できないという人も多いようです。

頭痛がする

一般的にはあまり多くはありませんが、つわりによる頭痛に悩まされる人もいます。特に妊娠初期はホルモンバランスの崩れによって頭痛が起こる人が多いもの。もともと片頭痛がある人などは、特に悪化してしまう可能性もあるので、注意しましょう。また、頭痛にともなって吐き気を誘発してしまう場合もあります。あまりにひどい頭痛があるときは、無理せずかかりつけの産婦人科で相談するようにしましょう。

便秘、下痢になる

妊娠にともなって自律神経などが乱れることにより、便秘や下痢になる人もいます。あまりに便秘が続いたり腹痛がある場合には、かかりつけの産婦人科を受診すると、妊娠中でも服用できる薬や漢方を処方してくれる場合もありますよ。便秘は我慢すればするほど悪化してしまうので、できるだけ早く受診するようにしましょう。また、下痢はウィルス性胃腸炎や細菌性胃腸炎の可能性もあります。1日に何度も下痢の症状があったり、発熱をともなっていたりする場合には、念のため受診しておくと安心です。

胃痛がある

妊娠していない人の場合、胃痛の原因は暴飲暴食やストレスが多いですよね。ですが妊娠中の場合は、ホルモンや自律神経の変化、特に妊娠後期では胎児がどんどん大きくなることで、子宮に圧迫されることも原因とされています。ただし胃痛も便秘や下痢と同じく、つわり以外に原因がある可能性もあるので、ひどい場合は医師に相談するのがおすすめです。

つわりの症状を軽減するには?

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つわりの症状は人それぞれですが、できるだけ軽減させたいですよね。一般的な方法としては、生活習慣を整える、というのが1番有効です。栄養バランスの摂れた食事や規則正しい睡眠を目指すようにしましょう。そしてストレスを溜めないことも重要です。ストレスを発散するには友人と食事に行ったり、映画を観たり、買い物をしたり、出産すると自分の時間が思うように取れなくなることも多いので、今のうちに自分の好きなことをして気分転換しておきましょう。家にこもっていると余計につわりの症状を強く感じてしまうこともあるので、無理のない範囲で外に出てみてくださいね。

また、適度な運動もおすすめです。マタニティヨガやマタニティスイミング、散歩などで気分転換することで、つわりの症状が軽減されることもあります。妊娠中のむくみ予防はもちろん、体重増加を防止することにも繋がりますよ。

症状別!つわりの対策方法とは?

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一般的なつわりの軽減方法は先ほどご紹介しましたが、こちらでは症状別に、具体的なつわり対策についてお伝えします。ぜひ参考にしてくださいね。

吐きづわりの対策

つわりの中でも1番体力を消耗してしまう吐きづわりでは、脱水症状に注意しましょう。スポーツドリンクなどを常備しておくと安心ですね。基本的に食べたくないときは無理して食べる必要はありません。食べられる気分のときに、食べたいと思えるものを食べるようにしましょう。中でもお味噌汁などは食べやすいという人が多いです。野菜をたくさん入れたスープなどもおすすめ。サッパリしたものは食べられるということも多いので、梅干しやレモン、お酢などで和えたものにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。また、吐きづわりでは多くの人が歯磨きに抵抗を感じます。歯磨きをしない日が続くと歯周病になる恐れもあるので、デンタルリンスなどで代用するようにしましょう。

食べづわりの対策

空腹時に気持ち悪くなってしまう食べづわりでは、食べ過ぎに注意。一気にお腹いっぱいになるまで食べず、少量を何度かに分けて食べるようにしましょう。ご飯やパンなどの炭水化物は腹持ちが悪いだけでなく、血糖値を一気にあげてしまうというデメリットがあります。ですのでお肉や魚、卵などのタンパク質や野菜をメインに食べるようにしましょう。ほかにもノンシュガーの飴やガム、タブレット、低カロリーのこんにゃくゼリーもおすすめ。特に外出先で気持ち悪くなったときにすぐ対応できるよう、鞄に飴などを入れておくと安心ですよ。また、寝起きは特に吐き気を感じやすいもの。枕元にすぐ口に入れられるような食べものを用意しておくのもおすすめです。

眠りづわりの対策

眠りづわりの対策としては、とにかく眠れるときには寝るということ。もちろん仕事や育児などでずっと寝ているのは難しい人も多いと思います。そういった場合にはストレッチをしたり散歩をしたりして、眠気を覚ましてみましょう。また、家族と話したり友人と電話したりするのもおすすめ。会話することで目が覚めるだけでなく、ちょっとした気分転換にもなりますよ。

匂いづわりの対策

匂いづわりは、温かい食べものの湯気が鼻から入ることよって気持ち悪くなると言われています。そのため対策としては、温かい食べものは冷ましてから食べるというのがおすすめ。冷ますことで匂いを感じず、不快に思わずに済むことが多いですよ。また、洗濯洗剤や芳香剤、シャンプーなどの匂いを不快に感じてしまう人は、思いきって違う商品に変えてみましょう。匂いが変われば、気持ち悪さを感じずに済むこともあります。ほかにもゴミはすぐに屋外に出す、家族に香水をつけるのをやめてもらうなど、できるだけ不快な匂いを感じずに済むように、対策をしてみましょう。

頭痛の対策

頭痛には片頭痛と緊張型頭痛があります。頭がズキズキと痛んだり、吐き気があったりする場合は片頭痛、頭を圧迫されているような感じがあり、重く感じる場合は緊張型頭痛である可能性が高いです。片頭痛の場合は頭を冷やすことでおさまることが多く、緊張型頭痛の場合はホットタオルを後頭部に当てるなどして、温めると効果的。基本的に頭痛は散歩などの適度な運動で解消されることも多いので、試してみてくださいね。また、カフェインは頭痛を悪化させてしまうので、できるだけ摂取量を減らすようにしましょう。

まとめ

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妊娠中はホルモンや自律神経の乱れから、どうしてもつわりの症状に悩まされがち。つわりは妊娠初期に消失する人が多いですが、出産するまでつわりの症状がある人もいます。症状も、出産するまでまったくなかったという人もいれば、妊娠悪阻になってしまう人までさまざまですので、つわりに悩んでいる人はこの記事でご紹介した対策を、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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