先輩ママ直伝。出産前に買って後悔 ~ベビー服~

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先輩ママ直伝。出産前に買って後悔 ~ベビー服~

出産前にいろいろ用意するものはありますが、なんといってもベビー服選びは楽しいものです。「生まれてくる我が子にどんな服を着せようかな」「似合うかな」「こんなにちっちゃくて本当に着れるのかな」なんて考えながらあれこれ選ぶのは妊娠中の至福のひとときですよね。

ただ、ベビー服は月齢ごとにいろんな種類や着せ方があって、上手に選ぶのは意外と難しいんです。サイズも豊富でどれを選ぶべきか判断するのは初めてのプレママさんには大変だと思います。

今回は初産の方に向けて、出産前に買って後悔したベビー服のお話をしたいと思います。ぜひ参考にしてみてくださいね。

初産の妊婦さんへ!ベビー服や肌着、何をどのくらい揃えればいい?

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妊娠が後期に近づくと、いよいよ出産準備に入ります。初めての入院準備グッズやベビーグッズ選びはなかなか大変です。初めての出産の場合、なにを揃えればいいのか産院で教えてもらったり、ネットで情報を集めたりするかと思います。そこで初めてベビー服の種類の多さに驚くのではないでしょうか。

赤ちゃんの肌着

まず赤ちゃんに必要なのは肌着です。 生まれたばかりの赤ちゃんの肌は薄く、弱いため、肌着は縫い目が外側にあるのが特徴です。素材も肌に優しいものが適しています。 肌着は短肌着、長肌着、コンビ肌着と3種類あります。 短肌着はその名の通り短めで腰まで隠れる長さ、長肌着は足まで覆う長さの肌着です。 生まれてすぐから生後4〜6月頃まで、季節に合わせて重ね着をし、体温調節に苦手な赤ちゃんの身体を守ります。前を紐で結ぶだけの着物のような形なので、オムツ替えやお着替えも寝たまま楽にできます。

一方コンビ肌着は長肌着に似ていますが、丈が長めで股の部分にスナップボタンがついています。スナップボタンを止めると肌着がはだけにくくなるため、冷え対策になります。2、3ヶ月になると赤ちゃんはよく足を動かすので、はだけて冷えに繋がりやすいんです。スナップボタンを外せば長肌着と似た形になるのでオムツ替えもらくらくです。

生後6ヶ月を過ぎるとより動きやすいロンパース型の肌着が適してきます。トップスとボトムスがつながったボディスーツのようなものです。お股の部分をスナップボタンで止めます。前開きタイプとかぶるタイプがあります。首の座りや発達に合わせて変えるとお着替えしやすいですよ。 うごいでもズレにくいのでお腹の冷え対策にもなります。

ロンパース肌着とよく似た、カバーオール肌着もあります。見た目はお洋服のように見える肌着で、ロンパースより長く足まであるのが特徴です。部屋着としても使えますし、気温や季節に応じてですが、ちょっとした外出であればカバーオール肌着1枚でもOKなんですよ。

ロンパースもカバーオール肌着も、市販されているサイズは2歳ごろまでを想定して作られています。そのあとはふつうのかぶりタイプの肌着に移行します。

赤ちゃんの服

赤ちゃんの服は大きく分けてドレスオール、カバーオール、セパレートタイプの3種類です。 ドレスオールは赤ちゃんの足先まど覆う、まさにドレスのような前開きの服です。

カバーオールは股から足の部分まで連続してスナップボタンがついています。閉めれば全身をすっぽり包んでくれて、動きやすさ満点。スナップボタンを外せば、オムツ替えができる仕組みです。

セレパレートはトップスとボトムスに分かれていて、活動的になってきた赤ちゃんにぴったりです。

どのくらい準備すればいいの?

出産予定の季節によって変わってきますが、短肌着、長肌着もしくはコンビ肌着は5枚ほど必要です。ベビー服もおなじ5枚ほど用意するように産院で教えられました。 しかし、後ほどご紹介しますがこれでは足りません。準備をするときは多めがいいです。

ベビーベッド

ベビーベッドは購入すると値が張る上に場所も取ります。その分、使わなかったときの後悔が大きいアイテムです。 いざ育児が始まると、赤ちゃんがベッドで寝るのを嫌がる、ママやパパが隣にいないと寝てくれないということは少なくありません。

2人目以降の出産で上の子がまだ小さい場合や、ペットを飼っている家庭ではベビーベッドがあると便利という声も。初産だけどベビーベッドを使いたい場合は、レンタルや知り合いから借りるなどの方法を検討してみてください。

ベビー服のサイズ、どうやって選べばいいの?

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ここまでベビー服や肌着に種類をご紹介しました。 続いてサイズ選びについてです。

一般的な目安として、生まれたての赤ちゃんの身長は50cmです。そこから10センチ刻みで新生児期は50、3ヶ月で60、6ヶ月で70、1歳で80、2歳で90サイズで肌着やベビー服は作られています。メーカーやブランドによって同じサイズでも微妙に大きさが違うこともあるので注意が必要です。

特に小さい月齢の赤ちゃんの成長は早いです。あっという間に大きくなります。50、60サイズの時期は家の中で過ごすことも多いので、外着としてのベビー服は数を持たなくていいでしょう。70サイズ、80サイズは長い期間着れるので重宝しますよ。

初産の場合、かわいいベビー服を見るとアレも着せたいコレも着せたいとついつい欲が出ることも。すぐにサイズアウトしてはもったいないので、買うなら大きめのサイズがいいでしょう。

ベビー服は季節ごとに着せ方を工夫しよう

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ではここで、実際に赤ちゃんへの着せ方をご紹介します。

赤ちゃんは大人と違って体温調節が苦手です。そして自分で「暑い」「寒い」と言うことはできないので、様子を見ながらママが体温調節をしてあげる必要があります。暑い寒いを言えなくても不快感を訴えて泣くことがあります。

「母乳やミルクをあげておむつも変えたのに泣き止まない、眠いわけでもなさそう…」というときは体温調節がうまく行っていないのかもしれません。足を触ってみて、もし冷たかったら温めてあげる、熱いようなら涼しくしてあげるといいでしょう。

基本の組み合わせ

ベビー服を着せる時は気温に合わせて必要なアイテムをプラスしましょう。

例 新生児期(サイズ50) (春・秋) 短肌着+ドレスオール、または短肌着+長肌着など (夏) 短肌着のみ (冬) 短肌着+長肌着+ドレスオール、または短肌着+コンビ肌着+ドレスオール

例 3ヶ月ごろ(サイズ60) (春・秋) コンビ肌着+ドレスオール、またはコンビ肌着+カバーオールなど (夏) コンビ肌着のみ、またはロンパース肌着のみ (冬) ロンパース肌着+ドレスオール、またはロンパース肌着+カバーオール

例 12ヶ月ごろ(サイズ80) (春・秋) コンビ肌着+トップス、ボトムス、またはコンビ肌着+カバーオールなど (夏) ロンパース肌着のみ、またはロンパース肌着+ボトムスなど

ここで注意したいのは、「着せすぎ」です。

赤ちゃんの平熱をご存知ですか?実は赤ちゃんの平熱は37度前後と言われていて大人より高いんです。そのため、とっても暑がりなんですよ。寒いから風邪をひくのではないかと必要以上に着せてしまうと、暑くて汗をかいてしまい冷えにつながるかもしれません。

一度冷えた身体を戻すのは小さな赤ちゃんには大変なんです。赤ちゃんは基本的に薄着でOKでう。「大人よりもマイナス1枚」が目安だと言われています。赤ちゃんの様子をよく観察しながら、着るものを選んであげてくださいね。

季節に合わせて使う小物

赤ちゃんの身体を守るために、季節ごとにプラスアイテムを活用しましょう。 夏の暑い時期のお出かけには帽子が必需品。紫外線や暑さから赤ちゃんを守ってくれます。おくるみやバスタオルなどを持っていると、出先で入った場所の冷房がきつくて赤ちゃんが寒くなってしまうこともありません。カーディガンなどは羽織れるものがあってもいいですね。

冬のお出かけにはベストが便利です。袖の部分がないので、大きめと買えば比較的長い期間使えます。着脱も簡単なので、元気に遊んで暑くなってしまった、というときもさっと脱がせられます。

男の子と女の子、ベビー服の選び方の違いは?

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検診で主治医から性別を聞いて、服選びも性別に合わせてしよう、という方も多いと思います。新生児期から3、4ヶ月ごろまでの50〜60サイズのベビー服、肌着のほとんどは男女どちらでもOKなデザインや色使いになっています。デザインに男女差が出てくるのはそれ以降になります。

ベビー服売り場を見に行くといつも驚くのですが、だいたい女の子の売り場面積が少し多いです。おしゃれをしたい、させたいという女の子ママが多いのしょうか。 男の子向けのデザインを見てみると形はシンプルで、柄は男の子がすきな車、新幹線、飛行機などの乗り物系や恐竜が多い印象です。

女の子向けのデザインは、フリルがついたものやリボンがついたものなど、ボリュームのある華やかな印象です。とっても可愛らしいのですが、赤ちゃん本人にとっては装飾が煩わしいことも。肩口のフリルが気になって口に入れてしまったり、スカートのフリルが邪魔で歩き辛い!なんてことも。見た目の可愛さも大切ですが、機能性や動きやすさも大切にしましょう。

ベビー服を買って失敗した経験談

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それでは、ここから実際に私が出産前に買って失敗した!という経験をお話したいと思います。

数が足りない!

「すぐにサイズアウトするだろうし、最低限で」と一般的な目安通りの枚数しか肌着を用意しなかった結果、とても後悔しました。産んでみて初めてわかったことです。赤ちゃんて意外と汚れるんですよ!

ミルクを吐き戻したり、オムツ替えの最中にいきなりおしっこが出たり。うんちもゆるゆるなので、ときにはおむつから漏れてしまっていることも。 産後の慣れない育児の中では、こまめに洗濯して洗うという手間と体力が惜しかったです。 低月齢のうちは多めに買っておいた方が絶対に楽だと思います。

調子に乗って買いすぎる

肌着とは逆に余ってしまったのがベビー服でした。売り場に並ぶ小さくてかわいいお洋服を見ると、アレもコレもとついつい買ってしまいます。夏に差し掛かる頃、肌着+服を着せていたら汗がひどくてあせもができていました。体温の高い赤ちゃんは夏の時期は肌着のみでOKなので、あまり着ないまま、サイズアウトしてしまった服が勿体なかったです。季節によって必要な枚数が変わってくることを考えていなかったので失敗してしまいました。

お祝いやお下がりをたくさんもらった

初めての出産で、まわりからお祝いやお下がりでベビー服をもらうことも多かったです。ありがたく活用させてもらいましたが、あまり着れないままサイズアウトということも。結局多めに用意するべきなのか少なめがいいのかわからなくなりました。

着替えに手間取る

オーソドックスな紐がタイプの短肌着や長肌着を購入したのですが、これがなかなか面倒でした。あとからマジックテープタイプやスナップボタンタイプの簡単なものがあると知り、悔しかったです。

まったくつかわなかったケープマント

出産前に見た目がかわいいという理由だけでケープマントを買いました。冬のお出かけに使うかもと思ったのですが、ほぼ車移動の我が家では着せる機会のないまま春が来ました。生活スタイルに見合った選択が必要ですね。

まとめ

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出産前に買って後悔したベビー服についてお話しました。 ベビー服の選び方は難しいです。初産の方だと、赤ちゃんと暮らすイメージが持てないのでなおさらです。服のサイズは赤ちゃんの体型によっては月齢通りとはいかないので、こればかりは暮らしてみないとわからないと思います。

私の反省としては肌着は多めに準備し、それ以外は必要に応じて買い足すとよいです。 赤ちゃんと生活している中で、季節や気温に応じた着せ方を考えて工夫していきましょう。 最近は品質も良くリーズナブルでかわいいベビー服が多いですが、くれぐれも買い過ぎにはご注意を!

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