もうすぐママになる方必見!破水してからやるべきことを予習。

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もうすぐママになる方必見!破水してからやるべきことを予習。

十月十日の長い妊娠期間を経て、もうすぐ初めての出産を控えているママ。 赤ちゃんに会えるワクワク感と同時に、初めての出産へ不安な気持ちを抱えている人も多いのではないでしょうか。

初めて妊娠したママにとって、妊娠中に起こることは初めてのことだらけです。 その中でも、必ず起こることの一つに「破水」があります。

そこで今回は、出産前に「破水」が起きた際にやるべきことをご紹介します。 これからの出産に備えるため、ぜひ参考にしてみてください。

初めて出産に臨むママへ!妊娠中に起こる「破水」とは?

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正産期になると、いつ赤ちゃんが産まれてもおかしくありません。そこで、ここでは出産に際して必ず起こる「破水」について詳しくご紹介します。出産前にしっかりチェックしておきましょう。

出産前に起こる「破水」とは?

ママのお腹の中にいる赤ちゃんは、卵膜という袋の中にいます。赤ちゃんは通常、卵膜の中でぷかぷかと浮いている状態です。出産に際して、赤ちゃんが外の世界に出るためにその卵膜が破れます。そのとき、赤ちゃんが入っていた卵膜の中の羊水が外に流れ出てくることを「破水」といいます。

破水は妊娠中いつ起こる?

破水は、基本的には出産時に起きます。 陣痛が起きてしばらくして、赤ちゃんの通り道である子宮口が全開になってから破水することを指すのが「適時破水」です。 ただ、中には陣痛が来る前に破水をすることもあり、これを「前期破水」といいます。

出産時の破水は適時破水が多いですが、前期破水もよく起こることなので、心配する必要はありません。 陣痛が起きてしばらくしてから破水する場合、既に産院にいることが多いので処置は助産師さんたちがしてくれることがほとんどです。 しかし、前期破水の場合、産院ではない場所で破水することもあります。 その場合、自分で冷静に判断して処置を行わなければなりません。

初めて妊娠したママは特に不安だと思いますが、ここでご紹介する段階をきっちり踏むため、イメージトレーニングをしておきましょう。

破水はどのような感覚?

破水の感覚はひとそれぞれです。 破水は、卵膜が破れた場所でも名称が異なります。 出産する際、赤ちゃんが出る子宮口から近い場所で破水することを「低位破水」といいます。 低位破水の場合は、そのまま羊水が流れ出てくるので「バシャ」と勢いよく破水することが多いです。 服ごとびしょびしょになるほどの水量なことが多いので、初めて妊娠したママでも気づけます。 ただ、破水する場所が子宮口から離れた場所の「高位破水」の場合、破水しても羊水は勢いよく出てきません。 「チョロチョロ」と破水することが多いので、初めて妊娠したママだけではなく。経産婦も尿漏れと勘違いしてしまいがちです。

妊娠時の破水の見分け方

妊娠中は、赤ちゃんによって膀胱が常に圧迫されている状態なので、くしゃみなどの少しの衝撃で尿漏れが起きます。 そのため、破水しても尿漏れか分からないことがあり、特に初めて妊娠したママは不安になるでしょう。 その際、破水かどうか見分けるポイントが3つあります。

まずは、破水した時のニオイです。 ひとそれぞれではありますが、羊水は無臭のことが多いのに対し、尿はアンモニア臭がします。

次に、破水時の液体の色です。 出産時の破水の場合、透明または黄色・黄緑色でさらさらしていることが多くなります。 また、破水した場合は、自分の意志で止めることはできません。

自分の意志と関係なく、安静にしていてもチョロチョロと流れ出てくるような感覚があれば、破水の可能性が高いです。 ただ、これらは参考程度で、自己判断はよくありません。 尿漏れかどうか分からなくても、少しでも破水と思ったら必ずすぐに産院に連絡しましょう。

妊娠したら出産前に要確認!初めて破水したらやるべきこと

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ここまで破水についてご説明しましたが、実際に破水したら何をするべきなのでしょうか。特に初めて出産に臨むママは、突然の破水にパニックになってしまうこともあります。「適時破水」の場合は産院にいることが多く、助産師さんたちに的確に処置してもらえることが多いため、ここでは「前期破水」の場合の注意点についてご紹介します。

初めて出産で破水したらやること①産院に連絡

破水したら、とにかくまず産院に連絡をしましょう。 尿漏れか分からなくて、産院への連絡を渋ってしまう人もいますが、その判断は危険です。 破水した場合、赤ちゃんは外の世界と繋がるので感染症などのリスクが高くなります。 すぐに的確な処置を受けなければならないので、産院へ連絡し指示を仰ぎましょう。 産院へ行ったら実は尿漏れだった、ということは妊娠中は頻繁に起こるので、恥ずかしくありません。 赤ちゃん最優先で、産院へ連絡してください。

初めての出産で破水したらやること②タクシー・車の手配

産院で出産をする場合、破水をしたら出産のため産院へ向かいます。 産院から「来てください」と言われたら、自家用車やタクシーで行きましょう。 どんなに産院から近くても、徒歩で行くのは危険なので車で向かってください。

タクシーを利用する場合、「陣痛タクシー」というサービスを提供しているタクシー会社もあります。 各社事前に登録しておくことができるので、妊娠中に登録をすませておくと出産時スムーズにタクシーを呼べます。

初めての出産で破水したらやること③タオルやパッドを当てる

破水は、自分の意志では止められません。 常に羊水が流れてきて、服だけではなく床まで濡らしてしまうこともあります。 そのため、破水したと思ったら、タオルやパッドを当てておきましょう。

車で移動する際も、ビニールシートやごみ袋を広げた上にタオルを敷いて座ると、シートが濡れずに済みます。 正産期は、いつどこで破水してもおかしくないので、タオルなどを持ち歩いておくと安心です。

初めての出産で破水したらやること④陣痛バッグ・入院バッグに必需品を入れる

破水をしてから産院に向かう場合は、あらかじめ用意していた陣痛バッグ・入院バッグを持って行きましょう。

陣痛バッグ・入院バッグとは、陣痛の際や入院中に必要なものをまとめた荷物のことを指します。 産院に向かう際は、携帯や財布など、必需品を忘れずにバッグに入れるようにしましょう。

特に携帯の充電器やメガネなど、常に使っていて陣痛バッグには入れていなかったものは忘れがちです。 いざ出産となった際に、最終的にバッグに入れるものをあらかじめメモしておきしましょう。

妊娠したら出産前に要確認!破水してからやってはいけないこと

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破水してからやることをご紹介しましたが、逆に破水してからやってはいけないこともいくつかあります。 出産に際して赤ちゃんを危険にさらしてしまう可能性もあるので、しっかりチェックしておきましょう。

破水してからNGな行為①お風呂に入る

出産後は、ママはしばらくお風呂に入れません。 特に、産後1ヶ月検診までは子宮からの感染を防ぐため、浴槽に浸かることができなくなります。 そのため、産院に向かう前にお風呂に入りたい人も多いのですが、既に破水した人はお風呂に入ってはいけません。 破水をしたということは、赤ちゃんは既に外の世界と繋がっています。

感染症へのリスクから、浴槽はもちろん、シャワーも浴びないようにしましょう。 また、トイレの温水洗浄機能も同様の理由から使用は禁止です。

破水してからNGな行為②動き回る

初めて妊娠したママは、出産への不安からつい動き回りたくなってしまいます。 身の回りの整理や入院準備をしたくなってしまうかもしれません。 ただ、破水してからは動き回らず安静にしましょう。

破水してからは、すぐにお産が進んでしまうこともあります。 また、動き回ると羊水がどんどん外に流れ出て、赤ちゃんが危険な状態になってしまいます。 不安な気持ちもあると思いますが、車が来るまでの間、ママは安静にするようにしましょう。

破水してからNGな行為③妊娠している人が運転する

破水してから産院に向かう際、自分の車で産院へ向かおうとする人もいますが、危険なのでやめましょう。 出産時は、何が起こるか分かりません。

運転中に突然強い痛みに襲われたり、出産への不安から正常な運転ができなかったりすることもあります。 自分だけではなく、周囲の人も危険にさらす恐れがあるため、妊娠している人が運転するのは控えてください。 産院に行く場合は、家族などに運転してもらうか、タクシーを使うようにしましょう。

妊娠したら出産前に要確認!妊娠中に準備すべきこと

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妊娠をし、正産期になったら、いつ産気づいてもおかしくありません。 いつ・どこで破水してもいいように、妊娠中にできることは準備してきましょう

妊娠中に準備すること①陣痛タクシーの登録

出産を産院でする場合は、陣痛タクシーへの登録がおすすめです。 破水をしたら、自分で運転をすることは困難になります。 陣痛タクシーに登録をしておけば、タクシーで産院へ送迎をしてくれるので安心です。 陣痛タクシーの運転手は、通常のタクシードライバーであることが多いですが、シートを濡らさないようビニールで覆われていたり、中にはタオルを貸してくれたりする会社もあります。

また、破水してからはパニックになってしまい、自宅の住所や産院の住所を伝えるのも難しくなる人もいるでしょう。 陣痛タクシーは、事前に自宅の住所や産院の住所を登録しておけるので、当日タクシードライバーとの会話は必要最低限で済みます。 利用の可能性に関わらず、陣痛タクシーは妊娠中に登録をしておきましょう。

妊娠中に準備すること②陣痛バッグ・入院バッグの準備

破水をしてからは、すぐに産院へ入院となります。 そのため、破水をしてから入院の準備などはできません。 出産に際して、準備するものはとても多く、キャリーケースやボストンバッグほどの荷物になります。

そのため、必ず事前に陣痛バッグ・入院バッグの準備をしておくようにしましょう。 産院から貰えるものもあるので、事前に確認するのがおすすめです。 また、破水してからは重い物をもったりするのは危険です。 家族やパートナーなど荷物を運んでくれる人がいる場合は、ママが陣痛バッグのみ持って、後から入院バッグを持ってきてもらうとよいでしょう。

妊娠中に準備すること③出かける際の持ち物チェック

正産期に入ると、いつ・どこで破水したり陣痛が起きたりしてもおかしくありません。 特に、外出先で破水した場合、すぐに産院へ向かう必要があります。 そのため、出掛ける際は常に以下の持ち物は常に持っておくようにしましょう。 ・母子手帳 ・産院の診察券 ・保険証 ・大きめのタオル・大きめのナプキン

まとめ:妊娠したら出産前に要確認!妊娠中に準備すべきこと

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今回は、妊娠中のママ向けに、破水をした場合にやるべきことを中心にご紹介しました。 初めて妊娠・出産を経験するママにとって、破水から始まる出産は想定外のことが多くパニックになってしまいがちです。 以下のことを行って、なるべく冷静に対応するように心がけましょう。 ・破水したと思ったらすぐに産院に連絡 ・パッド・タオルを当てる ・タクシーや車の手配 また、対応を誤ると赤ちゃんだけではなく母体も危険な状態にさらされてしまいます。 以下のことは危険なので行わないよう注意しましょう。 ・破水後にお風呂に入る ・妊娠している人が運転をする ・動き回る 長い妊娠期間を経て、いよいよ初めての出産を迎えるママさんは不安なことだらけだと思います。 今回ご紹介したことを参考に、破水してからのイメージトレーニングを行って、お産に臨んでみてください。

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