妊娠中に旦那さんができるサポート。~入院中~

パパ向け

妊娠中に旦那さんができるサポート。~入院中~

妊娠中の奥さんが出産のために入院したらしっかりサポートしてあげたいけど、何をどうサポートすればいいかわからない、夫ができることってあるのかなとお悩みではないですか?

妊娠・出産は女性の仕事と言われたのはもう昔のこと。奥さんと生まれてくる赤ちゃんのために、あなたが父親としてできることはたくさんあります! 今回は妊娠中の奥さんが出産で入院したときに旦那さんができるサポートについて記事にしました。 実際に妊娠・出産を経験したママ目線でまとめているので参考になると思います。

この記事を読んで、頼れる父親としての第一歩を踏み出しましょう!

出産のために入院することになったら慌てずに準備を!

0003_2.jpg 出産の始まりは陣痛か破水です。お産の流れや仕組みをよくわかっていないパパは意外と多いので、妊娠中に2人で両親学級などに参加して勉強しておきましょう。この先の流れをわかっているほうが的確に行動できます。

いざそのときが来ると慌ててしまうパパも多いですが、落ち着いてママのサポートをしてあげてください。 もし仕事などでママのそばにいないときは、できるだけ早く駆けつけてあげられるとママも安心できます。

入院グッズの準備

入院グッズはママ自身が妊娠中から前もってまとめていることが多いと思いますが、財布など直前まで自宅で使っていたものは追加でカバンに入れる必要があります。健康保険証や母子手帳、入院にあたって病院に提出する書類など忘れてはいけないものもあるため、抜けがないようにしっかり最終確認をしましょう。

ママが破水している場合は洋服や車が濡れてしまわないよう、大きいバスタオルも持って行くといいでしょう。

病院へのルート確認

自家用車で病院へ行く場合はルートや駐車場の確認を。陣痛タクシーを使うときはあらかじめ登録しておいたタクシー会社に連絡しましょう。深夜や休日は、病院の入り口が普段と違う場合があるため注意が必要です。

上の子へのケア

上の子がいる場合、忘れてはいけないのが心のケアです。ママが下の子を妊娠したときから赤ちゃん返りする子もいるほど、上の子は兄弟が増えることで不安を感じたり我慢をしたりしています。

妊娠・出産について理解できている年齢だとしても、突然ママがいなくなってしまい数日間離れて過ごすのは子どもにとってとても不安なこと。 出産のときは、これからママと赤ちゃんは一緒にとっても頑張ること、パパとママとこれから生まれてくる赤ちゃんはあなたのことが大好きだよ、といったことを愛情たっぷりに伝えてあげてください。

いよいよ出産!旦那さんができることは?

0003_3.jpg お産が進み、いよいよ出産のとき。現在はコロナ禍のため出産に立ち会うことや面会ができない場合が多いですが、立ち会いする場合もしない場合も、大事なことはママの気持ちに寄り添うことです。

立ち会い出産のときはママの要望に応じてサポートを

陣痛に耐えるママを目の前にし、どうすればいいかわからずオロオロしてしまうパパは多いです。そんなパパを見てイライラしてしまったというママも。ママの状況とお産の進み具合を見て、落ち着いてサポートしてあげましょう。

助産師さんにアドバイスしてもらってマッサージをする、水分や軽い食べ物を渡すといったことをしてあげるとママは助かります。また、手を握って「頑張れ」と声をかけてもらえるだけでも心強く嬉しいものです。

ただし一つ気を付けたいのが、パパにしてもらいたいと思うことはママによって違うということ。よかれと思ってやったことが「余計な事しないで!」と怒られてしまうこともあるかもしれません。 しかし、怒られてもめげずにサポートしてあげてください。ママは壮絶な痛みに耐えている最中で余裕がありません。そんなママの気持ちに寄り添って、臨機応変に対応しましょう。

出産直後にはねぎらいの言葉を

妊娠・出産は命を懸けて行う大仕事です。特に産後のママは体に大きなダメージを負っています。そこで必ずやってほしいのが、出産が終わったらママに感謝やねぎらいの言葉を伝えることです。 「頑張ってくれてありがとう」、「ママのおかげで可愛い赤ちゃんに会えたよ」といった言葉をパパからかけてもらえるとママはとても嬉しく思うはずです。

間違っても、ママの陣痛中の様子を面白がって話したり、陣痛中のサポートについてママから怒られたことなどについて文句を言ったりするのはやめましょう。

立ち会えない場合も連絡はマメに

今はコロナ禍のため立ち会い出産を禁止している病院は多いです。陣痛中もパパがそばにいてあげられない場合もあり、ママは一人で出産に挑まなくてはならず、とても心細いはず。そういった場合はこまめにママに連絡をいれてあげてください。離れていても応援しているよ、一緒に頑張ろうという姿勢を見せることでママの力になります。

出産後はママを休ませてあげることが大事!

0003_4.jpg 出産後すぐに育児は始まります。ママは産後の疲労や傷の痛みに耐えながらも、授乳やおむつ替えなど赤ちゃんのお世話をしなければなりません。そこでパパが父親としてやるべきことは、必要な手続きやママの身の回りのお世話をして、ママをできるだけ休ませてあげることです。

出産報告

赤ちゃんが生まれたらお互いの両親や親族にはもちろん、友人や職場の人にも報告する必要があるでしょう。産後のママが自分で大勢の人に連絡するのは大変です。前もって誰に出産報告をするかママと話し合っておき、パパが代わりに連絡しましょう。

洗濯物の回収、足りないものの補充

入院中のママの洗濯物を家に持ち帰る、家から必要なものを持ってくるなどしてくれるとママは助かります。いざ入院してみると衣類が足りなかったり、赤ちゃんのために必要なものが出てきたりするのでそういった場合はパパがサポートしてあげてください。

産後すぐにやらなければいけない手続き

・出生届の提出 ・赤ちゃんの健康保険の加入 ・児童手当の申請 ・乳幼児医療費助成の申請

これらの手続きは産後すぐに行わなければなりません。書類を記入したり必要なものを揃えたりする必要があり、出産で疲れているママにはこれらの準備をするのは負担が大きいです。ママの妊娠中に2人でよく調べておき、パパがしっかりと手続きを行いましょう。

退院の手続き

退院時には病院で手続きを行い、入院費用を支払います。 基本的に出産のための費用は「出産育児一時金」として国から子ども一人につき42万円が支給されるので、そこから支払われます。それ以上費用がかかった場合は窓口で直接支払いますが、その金額や支払期限などは病院によって異なるのでよく確認してください。

ママと赤ちゃんを迎えるためにやっておくこと

0003_5.jpg ママと赤ちゃんが退院したらいよいよ新しい生活のスタートです。帰ってきたママと赤ちゃんが快適に生活できるよう、パパに前もってやっておいてほしいことがあります。

チャイルドシートの設置

退院時、病院から家まで自家用車で帰宅する場合はそのときからチャイルドシートを使用します。チャイルドシートの設置は力仕事なのでパパの出番です。 正しい取り付け方をしないと赤ちゃんが危険な目に遭ってしまうので、しっかり説明書を読んで確実に取り付けてください。退院までに余裕を持って設置しておき、初めて使用する前には改めてきちんと取り付けられているか確認しましょう。

赤ちゃんのねんねスペースを整える

生まれたばかりの赤ちゃんは1日のほとんどを寝て過ごします。赤ちゃんのねんねスペースをきちんと整えておいてあげましょう。 具体的には、ねんねスペースがある部屋の掃除をする、退院直前の天気のいい日に布団を干す、危険なものがないよう撤去するといったことです。 特に、大人だけの生活では気付きにくいですが赤ちゃんにとって危険なものはたくさんあります。妊娠中から部屋のレイアウトを考えておき、赤ちゃんの目線になって高いところに置いてあるものや家電のコードなどがないかチェックしてください。

掃除、ごみ捨てなどの家事

病院から帰ってきたママが、産後の疲労でクタクタな中で休みなく赤ちゃんのお世話も始まるのに、まず家の掃除や洗濯物から片づけないといけない・・・そんな状況は絶対に避けてほしいです。 退院後、ママにしかできないことは赤ちゃんへの授乳とママ自身の体を休めること。それ以外の家事や育児はパパでもできます。もちろんパパもお仕事があり忙しいでしょうから、それらをすべて一人でやるべきとは言いませんが、それくらいの心づもりでいてもいいと思います。 それほど産後のママにかかる負担は大きいですし、この時期にどれほど旦那さんの協力を得られたかで、ママの精神状態や今後の夫婦関係はかなり大きく左右されます。

これまで家事は奥さんに任せっぱなしだったという旦那さんも、奥さんの妊娠がわかった時点で、今後のために最低限の家事をできるようにしておきましょう。

退院後の食事の準備

ママと赤ちゃんの退院までに、あらかじめおかずやご飯を冷凍してストックしたり、簡単に食べられて栄養が取れる野菜スープなどを買い置きしておいたりしましょう。ママが退院後すぐにご飯づくりをする必要をなくすためです。

生まれたばかりの赤ちゃんは2~3時間おきの授乳や頻繁なおむつ替えが必要で、さらに寝かせるときはずっと抱っこしていなくてはならない場合も多いです。ママは24時間赤ちゃんのお世話に追われ、自分の食事もまともにとれないということも珍しくありません。 しかし、ママは自分の体を回復させるためにも赤ちゃんに母乳をあげるためにも、しっかりごはんを食べて栄養を取ることはとても大切。

朝やお昼には簡単に食べられるものを用意しておいてあげて、夜は仕事帰りにお弁当などを買って帰りましょう。もちろんパパがご飯を作れるときは作ってあげると、ママからとても感謝されるでしょう。

ママと赤ちゃんを迎えるためにやっておくこと

0003_6.jpg 今回の記事をまとめると、妊娠中の奥さんが出産のために入院したときに旦那さんがサポートする上で大切なことは以下のとおりです。

・ママの妊娠中から出産について下調べしておき、入院が決まったら慌てず落ち着いて行動する ・出産は夫婦2人で臨むという姿勢で、ママの気持ちに寄り添って行動する ・産後はママを休ませてあげることを第一優先にし、必要な手続きやできるかぎりの家事、育児を行う

妊娠がわかったときから、2人は母親と父親になります。旦那さんが父親としての自覚を持ち、奥さんの妊娠中にどんな行動ができるかは、これから夫婦で我が子をどう育てていくかということに大きく影響します。 この記事を参考にして実践していただければ、きっと奥さんから頼れる旦那さんとして感謝され、夫婦でこれから楽しく子育てをスタートできるでしょう。

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