出産直前準備、ベビースペースの作り方

マタニティ

出産直前準備、ベビースペースの作り方

妊娠すると、赤ちゃん用の服やお世話グッズなど、出産に向けて準備しなければいけないことがたくさんありますよね。中でもベビースペースを作ることは、赤ちゃんはもちろん、パパとママも快適に過ごすために重要なこと。そこでこの記事では、家族みんなにとって安全で快適なベビースペースの作り方をご紹介しています。どうやってベビースペースを作ればいいか迷っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。

ベビースペースの作り方、ポイントはこの9つ

0018_2.jpg

安全で快適なベビースペースを作るには、押さえておくべきポイントが9つあります。順番にご紹介しますね。

1.常に大人の目が届くところに作る

ベビースペースを作るときは、基本的に大人の目が常に届くところにしましょう。赤ちゃんから離れたところで過ごしていると、赤ちゃんが泣いても聞こえなかったり、母乳やミルクの吐き戻しにすぐに対応できなかったりすることがあります。

2.冷暖房などの風が直接当たらないようにする

クーラーや暖房などの風が、赤ちゃんに直接当たることのないように注意しましょう。赤ちゃんに直接風が当たってしまうと、肌や喉の乾燥に繋がってしまいます。ベビースペースを作るときは、どこに作れば風が当たらないか確認しておきましょう。

3.お世話グッズをまとめておく

赤ちゃんのお世話グッズは1箇所にまとめて収納しておくのがおすすめ。おむつやお尻ふき、ガーゼ、スタイなど、赤ちゃんのお世話に使うものはたくさんありますよね。そういったものをバラバラに収納しておくと、必要なときにすぐ取り出すことができない場合もあります。スムーズに対応するためにも、大きめのカゴや収納ボックスにまとめて入れておくと便利ですよ。

4.周囲に物を置かない

ベビースペースの周囲には、基本的に何も物を置かないようにしましょう。赤ちゃんは、昨日はできなかったことが今日突然できるようになるもの。誤飲や怪我の原因に繋がってしまうことがありますので、「まだ寝ているだけだから」と安心せずに、赤ちゃんの手が届く範囲には余計なものを置かないようにしましょう。

5.湿度と室温に注意する

赤ちゃんが快適だと思える室温と湿度は、大人とは少し違います。夏だと室温は25度〜27度前後、湿度が50%〜60%ほど。冬では室温が20〜25度前後、湿度は50%〜60%ほどです。赤ちゃんはまだ自分で体温調節することが難しいので、湿度や室温を快適に保ってあげるようにしましょう。室温時計を赤ちゃんに近い位置に置いておくと便利ですよ。

6.定期的に掃除、換気をする

ベビースペースを快適に、清潔に保つためにも定期的な掃除と換気を心がけましょう。湿度や室温を適度に保てますし、空気中に浮遊しているホコリやカビなどを排除することにも繋がりますよ。

7.ベビースペースの頭上に落ちてくるものを置かない

ベビースペースは赤ちゃんが長時間過ごす大切な場所。赤ちゃんの頭上に落ちてくるような物がないかも注意しておきましょう。高さのあるタンスや家具はもちろん、吊り下げ式の照明や飾り棚も危険です。赤ちゃんの上には天井しかない、という状態がベストですね。

8.直射日光が当たらないようにする

赤ちゃんはまだ肌が薄く敏感で、紫外線の影響も受けやすいもの。ベビースペースは直射日光が当たらない場所に作るようにしましょう。どうしても家の間取り上難しいという場合は、UVカットが施されたカーテンや、窓に貼るシートを活用するのもおすすめですよ。

9.危険を排除しておく

赤ちゃんが少しでも動けるようになってくると、家の中の危険が増えてきます。例えばコンセントの差し込み口。大人からすると危険には見えませんが、赤ちゃんが指やおもちゃを突っ込んで感電する恐れもあります。ほかにも家具の角で頭を打つ事故も実際に起こっていますので、コンセントカバーやコーナークッションなどをうまく取り入れるようにしましょう。

リビングでのベビースペースの作り方

0018_3.jpg

こちらでは、リビングでのベビースペースの作り方をご紹介します。日中はリビングで過ごすことが多いと思いますので、生活環境に合わせて快適なベビースペースを作ってくださいいね。

床にはジョイントマットを敷く

リビングはフローリングというお家が多いと思いますが、できればジョイントマットを敷いておくのがおすすめです。ミルクや母乳の吐き戻しはもちろん、おしっこが飛んでしまったという場合でも、ジョイントマットであれば汚れた部分だけを取り外して掃除することができます。カーペットだとすべて洗わなければいけなくなるので、その分掃除の手間もかかってしまいますよね。また寝返りやお座りを始めたときにも、転げたときの衝撃を吸収してくれる役割があります。フローリングに直接頭をぶつけてしまうのとではダメージが違うので、ぜひ活用してくださいね。床からの冷気をシャットダウンしてくれる役割もありますよ。

ベビーベッドを活用する

上に兄弟もおらずペットもいないという人は、ベビー布団もおすすめです。柔らかいベビー布団だと窒息の可能性もありますので、必ずベビー専用の固めの布団を使うようにしましょう。

ハイローチェアやバウンサーを活用する

リビングではハイローチェアやバウンサーも便利です。特にハイローチェアはおむつ台としても使えますし、離乳食が始まるとベビーチェアとして使うこともできます。ハイローチェアもバウンサーも移動させることができるので、ママが見えるとこにいないと泣いてしまう、という場合でも便利ですね。ただし、どちらも長時間の使用は禁止となっています赤ちゃんの体に負担を掛けないようにするためにも、長くても1度に1時間までの使用にしましょう。

ソファは基本的にNG

赤ちゃんを寝かせておく場所として、ソファを使用する人もいます。ですがソファは赤ちゃん専用に作られているわけではありませんので、窒息してしまう危険性があります。また、赤ちゃんが成長してくると落下の可能性もありますので、大人がすぐそばで見守っているとき以外はソファに寝かせないようにしましょう。

ベビーゲートやベビーサークルを活用する

赤ちゃんを危険から守るために、ベビーゲートやベビーサークルを活用するのもおすすめ。絶対に入られたくない場所や触られたくない場所に、赤ちゃんが入ってしまうのを防ぐことができますよ。兄弟がいるお家でも、兄弟のおもちゃを赤ちゃんが触ってしまわないようにスペースを分けることができるので、安心です。

寝室でのベビースペースの作り方

0018_4.jpg

こちらでは、寝室でのベビースペースの作り方についてご紹介します。

大人がベッドならベビーベッドがおすすめ

大人がベッドで寝ている環境であれば、赤ちゃんもベビーベッドに寝かせてあげるのがおすすめです。特に高さ調節ができるベビーベッドであれば、大人のベッドの高さに合わせて繋げることも可能です。その場合は、大人用のベッドとベビーベッドの間に隙間ができないように注意してくださいね。

大人が布団ならベビー布団でも

大人が布団を敷いて寝ているのであれば、ベビー布団を用意するのもおすすめです。大人と同じ高さなので、夜中の授乳やおむつ替えなどのお世話もしてあげやすいですよ。ただし布団で眠る場合は、赤ちゃんと大人は別々の布団を使用しましょう。同じ布団で眠ってしまうと、寝返りをしたときに赤ちゃんを踏んでしまう可能性もあります。

兄弟がいる場合は寝室を分ける

上に兄弟がいる場合は、寝室を分けるのもおすすめ。特に赤ちゃんがまとまって眠るようになるまでは、夜中も頻繁に泣くことがあります。そうなると兄弟も一緒に起きてしまうことが多く、寝不足になってしまうことも。ある程度夜間もまとまって眠るようになるまでは、ママと赤ちゃん、兄弟とパパのように、寝室を分けてしまうのも1つの手です。また、もし兄弟も一緒に布団で眠るという場合には、赤ちゃんと兄弟児の間に大人が入るようにしましょう。子どもはかなり寝相が悪いので、知らぬ間に赤ちゃんを踏んでしまっているということもあります。

間接照明や授乳ライトを用意しておく

夜中の授乳やおむつ替えのときには、間接照明や授乳ライトを活用するようにしましょう。天井の電気をつけてしまうと、赤ちゃんも完全に目覚めてしまい、授乳後に再び眠るまで時間がかかってしまいます。出産の疲れと育児の寝不足を少しでも回復させるためにも、手元だけを照らせるライトを準備しておきましょう。そうすると赤ちゃんを目覚めさせすぎることなく、お世話をすることができますよ。

ベビーモニターを活用する

赤ちゃんを寝室で寝かせたままリビングやキッチンで家事をするという場合には、ベビーモニターがおすすめ。用事をしながらも赤ちゃんの様子を見守ることができるので、赤ちゃんが泣いたり目覚めたりした場合でも、すぐに対応することができますよ。

寝室にもお世話セットを用意しておく

リビングにはもちろん、寝室にもお世話セットがあると便利です。特に出産の疲れと夜間の頻繁な授乳で寝不足のときに、わざわざリビングまでおむつやガーゼなどを取りに行くのは面倒ですよね。寝室には寝室用としてお世話セットを用意しておくと、夜間もスムーズにお世話してあげることができますよ。

ベビースペース作りはいつから始めるの?

ベビースペース作りは必ず出産前、妊娠中に準備しておくようにしましょう。時期としては安定期に入ったころから少しずつ始めるのがおすすめ。「そんなに早くしなくても、妊娠後期に入ってからや出産する直前でもいいのでは?」と思う人も多いかもしれませんが、早産になってしまったり、切迫早産などで入院になってしまったりと、妊娠中は何が起こるかわかりません。また、妊娠後期になると体が重くてなかなか思うように動けなくなってしまいます。

特に家具を動かしたり掃除をしたりするのは大変ですよね。できるだけ妊娠後期までに大まかな準備を終えておき、妊娠後期に入ってからは細かなものを用意するだけという状態にしておきましょう。妊娠中なので無理をせず、体調が落ち着いているときに家族の協力を得て、出産に向けてベビースペースを作るようにしてくださいね。

まとめ

0018_5.jpg

ベビースペースは赤ちゃんが安全に、快適に過ごすためにも出産までにしっかりと準備しておきましょう。特に誤飲や事故につながらないよう、家の中の危険を見直すことも重要です。ベビースペースは妊娠中の体調がいいときに準備を始め、できれば妊娠後期にはほとんど出来上がっている状態がベスト。出産に向けて家族の協力を得ながら、みんなが楽しく過ごせるベビースペースを作ってくださいね。

SNSシェア

  • Facebook

  • Twitter