臨月のママの過ごし方。NGなことがいっぱいだけど、それでも楽しみたい方へ。

マタニティ

臨月のママの過ごし方。NGなことがいっぱいだけど、それでも楽しみたい方へ。

赤ちゃんと出会えるのも、もうすぐ! どんどんお腹が大きくなって、さらに動きにくくなったり、やりたくてもNGなことが増えてくる「臨月」。

臨月のママの身体はどんな様子で、どんな不調や注意すべきことがあるのか、ご存知でしょうか?

妊娠中、お腹の中で大切に育んできた赤ちゃんとの対面がもうすぐそこまで来ている臨月は、ママと赤ちゃんがお腹の中で繋がっていられる最後の大切な時間。

ママの思い通りに出来ないこともありますが、先輩ママが教えてくれた赤ちゃんが生まれてくる前にやっておくといいことや、臨月を楽しんで過ごす方法をお伝えします!

妊娠後期と臨月について

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妊娠後期は、妊娠8ヶ月(28週)から妊娠10ヶ月(39週)の約3ヶ月のことを表すことばです。

一般的に出産に臨む最後の1ヶ月を表すことばが「臨月」。 臨月は、36週0日から出産予定日である40週0日の前日までの期間で、「もういつお産になってもおかしくないですよ」という時期です。

ますますお腹が大きくなり、どっしりと重くなるお腹に「早く生まれてきてほしい!」と思うママもいれば、「ちょっと出産が怖いな…」と不安になっているママもいると思います。

臨月は、ママも赤ちゃんも、出産に向けて身体と心を整え始める大切な時間なんですよ。

妊娠後期、臨月のママの体の様子は?

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妊娠後期、臨月になるとママの身体は出産に向けてどんどん変化していきます。 その変化に戸惑うママもいるかもしれません。 でも、臨月のママはみんな同じですよ。 どんな変化があって、どんなことに注意するとよいかお伝えしますね。

妊娠後期や臨月になると、どんな体調になるのか

妊娠後期や臨月の赤ちゃんとママは、どんな様子なのでしょうか。 いまあなたが心配に思ったり悩んだりしていることは、臨月のママの共通の悩みかもしれませんよ。

【赤ちゃんの様子】 臨月になりだんだんお産が近づくと、赤ちゃんの身体は子宮の出口に向かって下がり始めます。 ママの骨盤の中に頭を入れ、手足はお腹や胸のあたりにくっつけて背中を丸めた姿勢に。 赤ちゃんがこの姿勢になると、それまでは激しかった胎動が少し落ち着きます。 狭い狭い産道を、スムーズに通り抜けて、早くママに会えるように、赤ちゃんもお腹の中で準備しているんですよ。

【ママの様子】 妊娠後期は、赤ちゃんが大きくなることで、身体の色々なところが圧迫されていました。 妊娠後期には、胃も赤ちゃんの大きさでギューと圧迫されていましたが、出産に向け赤ちゃんが下がることで、食欲がアップするママが多いです。 「わーい、食べられるようになったー」と、このタイミングで食べすぎ、体重が急増すると、産道が狭くなり難産になることもあるので、注意!

中には、出産するまでつわりのような気持ち悪さが続く人もいます。 食欲がない時は、消化の良いものを口にするようにしましょう。 食事の量があまり食べられないときは、一回の食事量を減らし、食事の回数を増やします。 お産に向けて体力をつけるため、食事は大切ですよ。

妊娠後期は眠りが浅くなります。 出産後の授乳に備えて、母体が変化するためです。 臨月になると、赤ちゃんが下がってきた影響で膀胱が圧迫され頻尿になることも、夜中に目が覚めやすくなり、ママが眠れない原因の一つ。 夜に睡眠がなかなか取れない場合は、昼間にお昼寝したりして、体調を崩さないように睡眠時間を確保しましょう。

頻尿は膀胱炎を防ぐため、尿意を感じたら我慢せずトイレに。 くしゃみなどちょっとしたことで尿もれもしやすくなりますが、どのママも経験していることなので大丈夫ですよ。

臨月のママが注意すること

臨月に起こるかもしれない大切な3つのサインをお伝えしますね。

【おしるし】 おしるしは、おりものに少量の血(赤茶色や薄いピンクなど)が混じったようなものです。 健診の時の内診で少し出血することもあります。 おしるしがあってもすぐに陣痛が始まるわけではありませんが、「もうすぐ赤ちゃんに会えるんだなぁ」とママが心の準備をするサインですよ。

【前駆陣痛】 前駆陣痛は、お腹の張りや痛みが長くは続かないのですが、不規則に起こる状態のことです。 お腹が張るだけや、生理痛のような痛みを感じる人もいますが、悪い兆候ではありません。 本格的な陣痛の練習のようなもので、少し横になったり、ゆったりして過ごせば治まります。

お腹が硬くって張りが続いたり、差し込むような強い痛みの場合は、胎盤の異常かもしれないので、産院に電話をしましょう。

【破水】 破水とは、お腹の中で赤ちゃんを包んでいる膜の一部が破れて、羊水が流れ出ることです。 破水後は、一般的に24時間以内に赤ちゃんが生まれてくると言われています。 破水したと感じたら、清潔なナプキンなどを当て、すぐに産院に電話をしましょう。

破水は、妊娠後期に多い尿もれと区別がつきにくいこともあります。 どちらかわからず「あれ?」と思ったら、まずは産院に電話をして相談しましょう。

出産までオススメの臨月の過ごし方

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赤ちゃんとお腹の中で繋がって過ごせる最後の1ヶ月。 これまでの妊娠生活を思い返したり、「赤ちゃんが生まれてきてからはしばらくどこにも行けないので、今のうちにどこかに出掛けておきたい!」というママも多いのではないでしょうか?

大切な赤ちゃんとママの健康のために守ってほしいこと、先輩ママがやっておいてよかった!と思っていることや、臨月の楽しい過ごし方もお伝えしますね。

臨月にNGなこと

旅行や遠出は、「赤ちゃんが生まれて来る前にやっておきたい!」と、たくさんのママが思われることだと思うのですが、赤ちゃんとママの命のために控えましょう。 臨月になって、出産予定の産院から離れた場所に行くことは、旅先などでもしも破水などしてお産が始まってしまうと、とても危険です。

他にも、ママの身体の負担になる車の運転や、人の多いところに行くことも控えましょう。

赤ちゃんの位置が変わり食欲がアップしているママも多いと思いますが、生ものを食べることも体調不良の原因になるかもしれませんのでやめておきましょうね。

夏はエアコン、冬は外気温で身体を冷やさないように気をつけて過ごしましょう。

出産前にやっておいてよかったこと10選!

旅行や遠出は出来ませんが、臨月のこの時期にしておくといいことがたくさんありますよ! 赤ちゃんに会える日を楽しみに、先輩ママが教えてくれた出産前にやっておいてよかったことをぜひやっておきましょう。

①入院の準備 臨月になると、いつ出産のサインが来るかわかりません。 入院バックに必要なものをひとまとめにして、玄関に近いところに置いておきましょう! 保険証や母子健康手帳も忘れずに、取り出しやすいところに入れておきましょうね。

産院の電話番号を登録しておくことも大切です。 ママだけではなく、パパや家族にも登録しておいてもらい、もしもの時に備えましょう。

②赤ちゃんを迎えるお部屋の準備 退院後、赤ちゃんが眠る場所や、リビングや寝室などのお世話スペースを準備しておきましょう。

③ベビーグッズの下準備と使い方の確認 ベビー服や肌着、毎日使うガーゼは水通しが必要です。 哺乳瓶なども一度洗って除菌しておくと、必要な時にすぐに使えますよ。

退院後に、赤ちゃんとの外出に必要な抱っこひもやベビーカーなどの使い方を確認しておくと、1ヶ月健診などの外出時にバタバタせずに準備できます。

④赤ちゃんのお世話グッズのまとめ買い 特に、おむつ、おしり拭きは毎日たくさん使うものなので、どんどん消費します。 出産前にまとめ買いしておくと、安心して過ごせますよ。

⑤美容室でヘアカット 産後は赤ちゃんと写真を撮ることが多いです。せっかく大切な記念の写真がボサボサ頭で残念だったという先輩ママがたくさん。 できれば臨月になる少し前くらいに、お手入れしやすい髪型にカットしておきましょう。

妊娠中は匂いに敏感になっているため、パーマやカラーの匂いで体調が悪くなってしまったり、肌が被れてしまうこともあります。 パーマやカラーはなるべく避けましょう。

妊娠後期や臨月になると長時間座ったり、仰向けの姿勢はお腹が圧迫されて辛いです。 なるべく短時間で済ませてもらえるように、事前に妊娠中であることを伝えておくとスムーズにカットしてもらえますよ。

⑥バースプランについて考える 陣痛から出産後までの時間をどのように過ごしたいかを考えるのがバースプランです。

赤ちゃんが生まれて来る瞬間、パパに立ち会ってほしいか?、好きな音楽が流れている環境でリラックスして出産したい!、生まれてきた瞬間の赤ちゃんの写真を撮ってほしい!、など。 産院によって色々ですが、バースプランを考えてママの希望を伝えられる産院が多いですよ。

もちろん、バースプランを持たないママもいますが、一生に一回の瞬間について考える時間も貴重な経験です。

⑦お腹の赤ちゃんとコミュケーション 大きくなったお腹トントンとすると、赤ちゃんがトン!と返してくれる、妊娠中にしか出来ないママと赤ちゃんのコミュニケーションが楽しめるのも出産までです。 パパと一緒にリラックスしながら、トントンと赤ちゃんと遊ぶのも愛しい時間ですよ。

⑧保湿クリームでママのケア 保湿クリームでお腹のケアをしておくと、妊娠線予防に効果的です。 このケアやるとやらないとでは違いがある!という先輩ママがたくさん。 お風呂上がりなどのリラックスタイムに、ママのお腹のケアをしておきましょう。

⑨内祝いのギフト探し 産後退院してから日々は、赤ちゃんのお世話に追われて毎日バタバタです。 出産前に内祝いのお返しをあらかじめいくつか考えておくと、焦らないで済みますよ。

⑩食材宅配サービスの登録 産後は赤ちゃんのお世話に追われて睡眠不足になったり、ママの身体も出産のダメージでかなり弱っています。 そんな時、毎日の食事の準備は本当に大変です。

ママと赤ちゃんが笑って過ごすために、食材宅配サービスの利用がオススメです! ミールキットやレンジ調理できるおかずなどを活用して、簡単に食事の準備が出来ると、余裕を持って過ごせますよ。

登録してもすぐに利用できないこともあるので、出産前に登録しておきましょう。

臨月にオススメの楽しい過ごし方

妊娠期間もあと少し。 今だから楽しめるオススメの過ごし方をご紹介します!

①パパとデート 旅行や遠出は出来ませんが、家の近くで、出産後はなかなか行けないおしゃれなレストランや映画館に行くのも良いですよ。 体調の良い日に、お散歩だけでもパパとデートすると気分転換にもなってオススメです!

②マタニティフォト 先輩ママがやり残したことで多いのが、マタニティフォトです。 大きなお腹でいられるのもあと少し。 妊娠中の赤ちゃんがお腹に入っている写真はとても思い出になります。 日々のお腹の変化を記録してみたり、写真館などでパパと写真を撮ってもらうのもオススメ!お家でパパに写真を撮ってもらうだけでも記念になりますよ。

③赤ちゃん用品をハンドメイド 毎日使うスタイや抱っこひものよだれカバー、赤ちゃんへのプレゼントに布絵本やぬいぐるみなど、もうすぐ会える赤ちゃんのことを思ってゆったり裁縫するのもオススメです。

臨月をこんな気持ちで過ごそう

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予定日が近づくとどうしても不安な気持ちになりやすいですが、出来るだけリラックスして、穏やかな気持ちで過ごしましょう。

特に初めての出産は疑問や悩みがどんどん出てくるもの。一人で抱え込まず、医師や助産師、パートナー、家族に話しましょう。話すだけでもスッキリしますよ。

まとめ

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臨月はNGなことが多いと言われていますが、臨月だからできることもたくさんあります。 大きなお腹の重みで身体が辛い部分や注意すべきこともありますが、楽しめることもたくさん!

妊娠が分かった瞬間から出産を心待ちに待つ今日まで、お腹の中で赤ちゃんを育んできたママはとても強いです。

もうすぐ赤ちゃんに会えることを楽しみに、赤ちゃんのことを思って、出産までの時間を楽しんで過ごしましょうね。

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