初めての妊娠。産婦人科の診察って?

妊娠検査薬などのセルフチェックで妊娠がわかったとき、喜びだけではなく不安に感じることも多いと思います。特に初めての妊娠でしたらなおさらわからないことばかりでしょう。そこで、妊娠が判明した後の産婦人科での診察について今回はご紹介していきます。診察の流れや必要なもの、注意点など重要なポイントをご紹介していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。

妊娠が発覚したらまず産婦人科へ

妊娠検査薬で陽性反応が出た皆様、おめでとうございます。妊娠した可能性が高いことがわかったら、産婦人科を受診しましょう。産婦人科は産科という妊娠に関わる科と婦人科という女性器に関わる病気などを中心に診る科が一緒になった科になります。

なぜ産科だけではなく産婦人科なのかといいますと、実は妊娠検査薬で陽性反応が出ただけでは妊娠したかどうかは確定ではないのです。婦人科系の病気で陽性反応が出てしまうことがあるので、きちんと産婦人科で検査をする必要があります。

産婦人科へ行くタイミングは?

最初に産婦人科の診察受けるタイミングは、妊娠5週目から8週目が適切なタイミングであるといわれています。この妊娠週数は、最後に生理が来た日から計算するものです。そのため今月の生理が来なくて妊娠したかなと思い始めたころが産婦人科へ行くベストタイミングと言えるでしょう。

ちょっと生理が遅れているだけかもしれないと思って様子を見ようと考える人も多いのですが、なるべく早めの診察を推奨します。なぜなら妊娠していても正常妊娠ではない場合もあり、その場合は早期発見しないとおなかの子はもちろん、母体にもダメージがある可能性が高いのです。そのため生理予定日よりも1週間たったら産婦人科への診察を考えてください。

初診を受けるならどの病院がいいの?

初診を受ける際の病院はそこで分娩をすることを頭に入れて選んでみましょう。分娩する場所を別な場所にすると紹介料などがかかってしまったり、手続きが複雑になったりするからです。しかし産婦人科のある病院はたくさんあって選べないという方も多いのではないでしょうか。大きな総合病院がいいのか、それとも個人の産婦人科クリニックや助産院などのほうがいいのか、選択肢が多いからこそ迷ってしまいますよね。そこで施設ごとのメリットデメリットに関してご紹介していきます。

総合病院

様々な科が複合的に入っている総合病院の中には、産婦人科が入ってる場所もあります。とりあえず大きな病院だから安心という理由で選んでいる方もいるでしょう。総合病院の産婦人科のメリットとしては、ハイリスクな妊婦でも対応できる設備や経験があること、もし他の疾患が見つかった際にすぐに対応してもらえることです。

総合病院のデメリットとしては、患者の数が多いの待ち時間が長かったり予約が取りにくかったりする大きな病院ならではのことがあげられます。また病院のつくり自体が、妊婦用に作られたものではなく病人用ですので、立ち合い出産や母子同室などのサービスが受けられない可能性が高いのも欠点でしょう。

個人の産婦人科

個人の産婦人科は産科医が個人で開業している病院になります。大型病院に比べると施設などはそろっていないかもしれませんが、総合病院よりも妊婦に特化した病院です。そのため相談を聞いてもらいやすかったり、出産のときのサービスが充実していたりします。

ただ個人で経営しているので、受け入れられる妊婦さんの数は限られているため早めに分娩予約をしておかないと受け入れられない可能性もあるので注意です。またハイリスクな出産になってしまいそうな場合などは、総合病院へ移らなければいけない可能性もあるので気をつけましょう。

助産院

助産院とは責任者が助産師である出産施設になります。助産師の方との距離はお医者さんに比べると近く、妊婦の理想の出産についての希望をかなえてくれやすい場所です。自宅出産などの自由な出産スタイルを選べることが多く、家族の立ち合い出産などもハードルが低いのがメリットでしょう。

ただ助産院には産科医がいないので、妊娠経過に異常がある妊婦には対応できません。また妊婦検診での補助が使えなかったり、できない検査項目があったりするので、他の産科医がいる施設と併用が前提になります。

初めての診察で用意するものは?

初めての妊娠という方の場合は、産婦人科にかかることすら初めてという方もいるのではないでしょうか。そんな方は産婦人科に行く際にどういうものを準備したらいいのかかわらない人も多くいらっしゃいます。産婦人科にかかる際に最低限必要なものは、基本的に普通の病院にかかるときと一緒です。健康保険証を持っていけば、特別なものは必要ではありません。もしつけているならば基礎体温表などを持っていくとお医者さんの判断基準の1つになるので、あれば持ってきましょう。

他の科にかかる時とは違って、気にすることと言えば服装だと思います。妊娠の検査の際に下着を脱ぐ必要があるので、ワンピースやスカートなど簡単に下着が脱げるような格好にしておくと楽に診察が受けられます。また診察の際に陰部から出血がある方もいるので、念のためにナプキンを持っておくと安心です。

産婦人科の初診時の料金

病院にかかる際に気になるのは、診察代ですよね。特に妊娠は保険適応外になることもあり、高額になる可能性があるイメージが強いのではないでしょうか。
基本的に産婦人科の初診時かかる料金は、5000から15000円が相場と言われています。病院にある設備などによって上下するので、事前に病院に確認しておくか2万円ほどお財布に入れておくと安心でしょう。

妊娠検査の流れ

産婦人科にかかる準備ができたら、産婦人科へ予約を取っておきましょう。人気がある産婦人科ですと、飛び込んでも診てもらえないという可能性もあるので予約を取っておくと安心です。

診察にかかる時間は病院の混み具合やシステムによってさまざまですので、病院に予約する際に聞いておくといいでしょう。ただお産も扱っている産婦人科の場合は、途中でお医者さんが出産のほうに行ってしまうなんていうハプニングもあるので、時間は余裕をもっておいてください。

問診票への記入

産婦人科の受付で予約している旨を伝え、保険証を渡したら、事務の方から問診票が渡されるはずです。記入する内容としては、最後に生理が来た日や妊娠出産歴などの妊娠にかかわる事や持病の有無や飲酒喫煙の習慣についてなど主になります。ただ他の科とは違うのは、配偶者やその親族の既往歴に関しての記載欄があることです。配偶者の遺伝によってお腹の赤ちゃんへのリスクを考えたりしなければいけないので、このような記載欄があります。なかなか配偶者の親の持病などまでは把握していないという方もいると思いますので、産婦人科にかかる前に確認しておきましょう。

体調チェック

問診票を受付に渡すと、今度は尿検査や体重測定などの案内をされると思います。まずは母体側が異常がないかのチェックをする必要があるためです。特に尿検査、体重測定、血圧測定はこれから定期的に行われる妊婦検診時にも行われます。これは妊婦に起こりやすい、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群などを早期に発見するためです。この2つは出産時に大きなリスクになるので、きちんと図っておきましょう。

触診と内診

この後からお医者さんによる診察が始まります。最初に外からおなかをさわって子宮に異常がないかを確認する触診を行う場所がほとんどです。その後下着を脱いで、内診台という椅子が倒れるタイプの診察台に乗ってお腹の中から子宮の様子を見る内診へと移ります。

妊娠初期に見られる胎嚢という赤ちゃんがいる部屋の様子を見る検査が主になるのですが、これはおなかの外から超音波を当てる超音波検査では見えません。そのため膣の中に超音波の機械を入れて検査します。この際に出血がある方もいるので、ナプキンを診察の時に持っておきましょう。この検査に対して怖さや恥ずかしさを感じる方も多いのですが、リラックスして受けたほうが痛みなどは軽いので、力を抜いてくださいね。

検査結果の説明

検査が終わったら、その後検査の結果についてお医者さんから説明を受ける形になります。その際に胎嚢が検査で見つかり、妊娠したと診断が下れば、その後の話を決めていくでしょう。次の診察についてや妊娠時の生活で気をつけておかなければいけないことなどをお医者さんから言われると思います。

またお産も取り扱っている産婦人科の場合は、ここで産むのかそれとも里帰り出産を選ぶのか聞かれることもあるでしょう。まだ決まってない場合は次の診察時でも大丈夫だと思いますが、人気のある産婦人科だとお産の予約でいっぱいなんてこともあるので、なるべく早く予約を取っておくことをお勧めします。

妊娠と診断されたらすべきことは?

妊娠したとお医者さんから診断された後に、お医者さんから今後についていろいろな話をされたと思います。その中にはこちらから手続きをしないと今後の妊婦検診にかかわるようなことも含まれているので注意です。初めての妊娠だとよくわからずに、忘れてしまったなんてことにならないように、やっておくべくことをご説明します。

母子手帳など役所での手続き

妊娠が分かった際に病院から出産予定日が記入された「妊娠届出書」を渡されたと思います。病院によっては自分で書く必要があるので、初診の最後に確認をしておきましょう。この書類をもって自治体の役所か保健センターで、母子手帳をもらいに行ってください。

母子手帳はお腹の赤ちゃんのことはもちろん、母体の状態についても大事な情報を記入する大事なものです。これがないとできない検査もあるので、次の診察の前に早めに取りに行きましょう。この時「妊婦健康検査受診表」ももらえます。これをもらうと検診の時に公的補助が受けられるので、次の健診の際には、母子手帳と一緒にもっていきましょう。

働いてるなら産休育休の手続きを

もし働いている場合は職場への対応も必要になります。産前産後休暇は出産予定日の6週間以内と出産後の8週間のお休みをもらうことができる制度です。その際にのお給料は発生しませんが、出産手当金が支給される可能性があるので確認しましょう。またその後も育児のために休みを取るのであれば育休制度も活用できます。育休では基本的に子供が一歳になるまでの間お休みがもらえ、条件などをクリアできれば育児休業給付金をもらえるかもしれません。

この制度は出産予定を基準に企業も予定などを立てるので、出産予定日が決まったら会社側に話をしておくと手続きがバタバタせずに済みます。

まとめ

ここまで初めての妊娠での検診で役立つ情報をご紹介してきましたがいかがでしたか。初めての妊娠で何もわからず、不安に思うことも多いと思います。産婦人科のスタッフもそのような妊婦さんたちの気持ちを分かってくれていることがほとんどです。必要以上に緊張せず肩の力を抜いて、お医者さんの話をよく聞き、わからないことは素直に聞いてしまいましょう。お腹の赤ちゃんとあなたのことを最優先に考えて、リラックスして診察を受けられる手助けになっていれば幸いです。