2人目、3人目のママ必見!出産入院で上の子と会えない間のケア方法

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2人目、3人目のママ必見!出産入院で上の子と会えない間のケア方法

1人目の出産入院のときは自分のことだけを考えて出産に臨めた方も、2人目以降となるとそうはいきませんよね。 ママが出産のために入院するとなると、上の子の食事やトイレのお世話はだれがするのか、保育園や幼稚園への送り迎えは誰が担当するのかなど、考えることは山ほどあります。 今回は、2人目以降の出産入院前後の上の子のケア方法として、具体的にどういうことをしたらいいのか、説明の仕方や接し方などをご紹介します。 2人目、3人目の出産を控えているママの参考になれば幸いです。

出産入院の上の子への説明の仕方

0014_2.jpg 2人目以降の出産入院は、普通分娩の場合4日程度となることが多く、毎日ママと一緒に寝ていた上の子にとっては、まさに試練のとき。 出産入院のために離れ離れになることを伝えるときには、できるだけ上の子の抱いている不安を和らげるような声掛けをしたいものです。

2人目以降の赤ちゃんの出産入院当日はバタバタすること間違いなしなので、パパを交えて事前にゆっくりと説明する時間をもちましょう。 出産入院の説明をする時期が早すぎてもさみしい気持ちにさせてしまうだけなので、臨月に入ったくらいがいいかもしれませんね。

上の子のさみしい気持ちに寄り添う

ママのことを四六時中考えている子どもにとって、ママと離れ離れになることはとても耐えがたいことです。 いざ、出産入院をするためにいなくなることを話すと、夜一緒に眠れない、離れ離れになると分かり、さみしくて悲しくて涙が止まらなくなる子もいるでしょう。

ママが上の子のさみしいという気持ちに理解を示し、ママ自身もさみしいと思っていることをまずは伝えてあげてください。

必ず帰ってくると伝える

ママが話をしている相手は、まだまだ小さな子どもです。 もしかしたら『ママはもう帰ってこない』『ぼく(わたし)のことはどうでもいいんだ』と勝手に解釈して、泣いているかもしれません。

出産入院が終われば、赤ちゃんと一緒に『ママは必ず帰ってくる』ことをきちんと言葉で伝えてあげてください。 この一言があれば、上の子の不安は大分和らぐでしょう。

出産入院はわくわくすることだと笑顔で伝える

さみしい、悲しいというネガティブな感情で会話を終わってしまうと、負の感情が上の子の心の中に居続けてしまいます。 『(上の子とは)しばらくの間会えなくなるけれど、赤ちゃんを産むためにママは頑張ってくるよ。赤ちゃんと会えるのがとても楽しみ』と笑顔で伝えましょう。 赤ちゃんと会えるのでわくわくしている、楽しみで仕方ないというポジティブな感情をママ自身が抱いていることを伝えることで、上の子にも出産や入院に対してポジティブな感情が沸きやすくなりますよ。

笑顔で話すこともとても重要です。 ママが楽しそうに笑顔で話す姿を見れば、上の子も安心するでしょう。

上の子の目を見て話し、スキンシップも忘れずに

出産入院のことを上の子に伝えるときには、上の子の目を見て話すようにしましょう。 時間がないからといって、慌てて早口で終わらせるのは避けてくださいね。 上の子の顔の表情を見て、気持ちや感情に寄り添いながらゆっくりと話を進めてください。

話しながら手を握ったり、抱き寄せたりすると、上の子を大切に思っている、愛しているという気持ちが伝わりやすいですよ。 上の子から質問があれば、理解できるまでやさしく答えてあげましょう。

出産入院中、上の子がお見舞いに来てくれたときの接し方

0014_3.jpg 感染症対策として立ち合い出産や面会がそもそも難しい場合もあります。 幸運にもタイミングよく、2人目以降の赤ちゃんの出産入院中面会が許可されて上の子が入院中のママに会いに来てくれたときに、どう接すれば上の子の心が休まるのか。面会時の心構えや上の子にぜひ伝えたいことを見ていきましょう。

上の子を最優先する

たとえ2人目以降の生まれたての赤ちゃんがギャンギャン泣いていたとしても、お見舞いに来てくれた上の子を一番優先しましょう。 赤ちゃんは、パパやおじいちゃん、おばあちゃんなど室内にいるほかの大人に任せておけば大丈夫。 ママも1人子育てを経験しているので、2人目以降の出産となると、小さな赤ちゃんが多少泣いていても心に余裕がある方が多数かと思います。

上の子がおしゃべり好きなら、時間の許す限りおしゃべりしましょう。普段より相槌も多めで、『あなたのお話をちゃんと聞いているよ』アピールすることも大切です。 上の子のどんな姿もまずは受け止めてあげましょう。

上の子に大好きだと伝える

上の子にとって赤ちゃんは、どんな存在でしょうか。 弟や妹となる2人目以降の赤ちゃんが生まれたら、上の子は『ママが赤ちゃんに取られてしまう』『ママは赤ちゃんのことが一番好きなのかな』といった感情を抱く子が多いのも事実です。

ママは態度だけでなく、上の子が大好きだということをしっかりと言葉で伝えてあげてください。 言葉で伝えることで、ママの気持ちが伝わりますよ。

上の子の頑張りを褒める

ママと離れて過ごしたことで、気持ちの面でも気持ち以外の面でも少なからず上の子は我慢をしたはずです。 上の子が大好きだということを伝えると同時に、上の子の頑張りを褒めてあげましょう。

会話の中で、おねえちゃんやおにいちゃんというワードを盛り込むと、自分にも弟や妹ができたことを実感できますね。

赤ちゃんの可愛さもさりげなく伝える

上の子が小さな赤ちゃんのことを会った瞬間からかわいがる場合もありますが、そうではない場合もあります。 赤ちゃんのことを上の子がかわいがるきっかけをママや周りの大人がつくることが大切です。

出産後に病室やナースステーションで、上の子が赤ちゃんの顔を覗き込んだときには、『○○ちゃん(上の子)に似てとってもかわいいね』『○○ちゃんに見つめられて、赤ちゃんが喜んでいるみたいだね、かわいいね』と言ってみてください。 自分と同じように赤ちゃんも可愛いと上の子が意識するようになるでしょう。

上の子が泣いてしまったときは?

入院中のママに会った瞬間、もしかしたら上の子の感情が溢れて泣いてしまうかもしれません。 やっとママに会えた嬉しさからなのか、会えなくてさみしかったからなのか、ほかにもママに会えたという安心感からなのか。

まずは何も言わず、上の子が落ち着くまでやさしく抱きしめてあげましょう。 ママの方も愛おしいわが子が泣いている姿を目の当たりにすると、思わずウルっとするかもしれませんね。

『ママも会えなくてさみしかったよ』と上の子と同じ気持ちだと伝えてあげましょう。 大好きなママが自分と同じ気持ちであったことが分かると、安心できるからです。

上の子にサプライズプレゼントを用意しよう!

0014_4.jpg ママが2人目以降の出産のために入院する期間中、さみしい思いをするであろう上の子。 上の子が喜ぶようなサプライズプレゼントを準備しておくのもおすすめですよ。

高価なものを購入する必要はなく、心がこもっていればお金をかけなくてもプチプラなもので十分です。 上の子が喜ぶ姿を想像しながら準備するのも楽しい時間ですよ。

上の子におすすめのサプライズプレゼント5選

2人目以降の赤ちゃんが生まれるときに渡したいサプライズプレゼント。 ママライターの私が選んだおすすめ5選をご紹介します。

・上の子宛てのお手紙 ママからの気持ちのこもったお手紙は、上の子にとって宝物になりそうですね。 字が読めない子でもパパやおばあちゃんに読んでもらえば理解できます。 絵手紙にして、ママ自身と上の子の顔を書いて渡してもいいでしょう。

・ママとお揃いのグッズ ママとお揃いのグッズをプレゼントすれば、グッズを見るたびにママのことを思い出せますよ。 上の子が女の子だったらヘアアクセサリーやポシェットなど、出産入院中だけでなく、退院後にも長く使えるものだといいですね。

・上の子とママのツーショット写真 いつでもママの顔が見られるように、上の子とママのツーショット写真を渡してもいいですね。 ママが入院中に離れて夜寝るときにも枕元に置いておけば、多少はさみしさもまぎれるでしょう。 夢の中で会えるかもしれないと期待しながら眠りにつけますね。

・上の子とママのデート券 ママが退院したあとの楽しい時間のことを上の子の頭の中に入れておけば、出産入院中にママに会えなくてさみしいという気持ちを少し紛らわせることができます。 出産直後にいきなり遠出するのは難しいので、近所のカフェに行っておいしいパフェを食べる、近くの公園で一緒に遊ぶなど、ママのちょっとした息抜きにもなるような近場で実現できるデートプランにしておきましょう。

・妹や弟が生まれるストーリーの絵本 絵本は何冊あっても困りませんよね。 出産入院中に上の子に渡すプレゼントには、妹や弟が誕生するストーリーの絵本がおすすめです。 ママが出産入院で家にいない間病院で何が起こっているか、ママが帰ってきたらどういうことが起こるのかがわかるような絵本を選んでみてはいかがしょう。

お兄ちゃん、お姉ちゃんになる心の準備がしやすくなりますよ。 退院してからもママと一緒に読めますし、2人目だけでなく3人目の子が生まれるときにも読んであげられますね。

上の子にサプライズプレゼントを渡すタイミング

サプライズプレゼントを渡すタイミングとしては、ママが出産のために病院へ向かう直前だったり、ほかの家族から渡してもらう必要がありますがママの入院中だったり、お見舞いに来てくれたときなどがあります。 ママの入院中に家族の誰かからプレゼントを渡してもらう場合、ママ自身は上の子の反応を直接見ることができないのが少々残念なポイントです。

2人目以降の赤ちゃんが生まれてから上の子がさみしさでぐずり始めたタイミングで、ママからの大好きの証として、またはお守りとして渡してもいいですよ。

まとめ

0014_5.jpg 2人目、3人目の赤ちゃんが生まれると、上の子が我慢をしなければならない場面が増えます。

ママが出産で入院中のときから、上の子の心のケアをしてあげられるといいですね。 上の子の心の安定に最も大きな影響力を持つのは、大好きなママが発する言葉と態度です。 たっぷりのスキンシップと愛ある言葉で、上の子の心を満たしてあげてくださいね。

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