出産時のメイクってどうするの?写真も残したい〜みんなのメイク事情〜

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出産時のメイクってどうするの?写真も残したい〜みんなのメイク事情〜

出産時のメイクってどうするの?写真も残したい〜みんなのメイク事情〜

出産を初めてむかえる妊婦さんにとっては、出産はわからないことだらけだと思います。 出産の時のメイクもその一つではないでしょうか? そもそもすっぴんは恥ずかしい。子どもが生まれた直後の写真を夫や子どもと一緒に撮りたい。写真に撮られるならキレイに写りたい。 さまざまな理由から、出産するときにメイクをしたい方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。 この記事では先輩ママさんや医療者の言葉を交えながら、良いメイクと悪いメイクの違いやその理由についてご紹介いたします。

出産時にメイクはしてもいいの?

0015_2.jpg 結論から言うと、出産時のメイクはしないことが推奨されています。 病院や産院によってはメイクやネイルを禁止しているところもあります。

先輩ママさんはどうしていたのでしょう?

●『すっぴんでした!!』 Aさん 私はすっぴんでした!!陣痛がきたら、お化粧どころではなくなってしまって。でも、お化粧をしていても、出産の時に汗だくになっていたから、出産が終わった頃には全部取れていたと思います。 Bさん 逆子で予定帝王切開だったので、メイクはしませんでした。

●『薄いメイクをしていました!!』 Cさん 1人目の時は何もわからずすっぴんで挑みました。でも、その時の写真があまりにもひどかったので、2人目は眉ティントとマツエクをして挑みました。顔色は最悪でしたが、目の周りだけは前回より少しだけキレイに写れました!

Dさん 陣痛がきて、入院した時には美白効果のある日焼け止めと眉毛だけメイクをしていました。でもそれから赤ちゃんが産まれるまでに30時間かかったため、結局全部取れてしまいました。

お話を聞いていると、すっぴんで出産に臨んだ人が多かったように思います。 メイクをして臨んだ人も濃いメイクは避け、汗や涙で落ちにくいものを選んでいる傾向がありました。

病院や産院の立場だと

メイクを推奨しない理由は顔色や唇の色などから、妊婦さんの状態を把握するためです。

濃いファンデーション、チークや口紅が塗ってあると、顔色や唇の色の変化がわかりません。妊婦さんや赤ちゃんの状態の変化にすぐに気づくことができなくなってしまいます。

さらに、ネイルを禁止している病院や産院も多いです。ネイルをしていると血液中の酸素濃度を測る機械が正しく測定してくれなくなってしまいます。出産の際に赤ちゃんとママの血液中の酸素濃度が下がったことに気付けないと、重大な医療事故につながる可能性が生じます。

ネイルをしてくることの問題点はもう一つあります。ネイルを落とすための除光液にはアセトンという物質が含まれています。それを大量に吸引してしまうとアセトン中毒になる可能性があります。病院で赤ちゃんがアセトン中毒になるといった事例は聞いたことありませんが、赤ちゃんのいる部屋でネイルを落としていたら、赤ちゃんがアセトン中毒になってしまい、病院に運ばれるという事例は国内外を問わず発生しています。

以上のことから、ネイルは出産前には落としておきましょう。

体重を適度に増やす

妊娠中に体重が増えすぎると、出産時に産道にお肉がついてしまい安産にならない、という話を聞いたことはありませんか? 妊娠中に体重が増えるのは、赤ちゃんが成長し、胎盤や羊水などの出産準備が整っている証拠です。しかし、体重が増えすぎたり、短期間で急激に体重が増えたりするのは、よくありません。妊婦検診の時には、毎回体重のチェックや指導を受けることになります。体重が増えすぎるのは、安産から遠ざかってしまいます。妊婦検診以外でもこまめに体重を測りましょう。食生活を改善したり、体力づくりも兼ねて運動を取り入れたりするのもおすすめです。

それでも出産の時にすっぴんはイヤ!!どんなメイクなら大丈夫なの?

0015_3.jpg 妊娠中の女性の中にはすっぴんを人に見せることに対して強い抵抗のある人も少なくないと思います。また、生まれた直後に赤ちゃんと一緒に写真を撮りたい、撮られるなら少しでもキレイに可愛く写りたいと考えている人もいるのではないでしょうか?

先輩ママさん達はどのような工夫をしたの?

出産時にメイクをしていた人にどのような工夫をしていたのか聞いてみました。

①お医者さんにメイクをしても良いか確認してみる お産を安全に進めるために、メイクを禁止している病院や産院もあります。しかし、ほとんどの病院や産院ではリスクの高い出産でない限り許可をいただけると思います。まずは お医者さんや助産師さんに確認をとってみましょう。 バースプランに『赤ちゃんが生まれた後に写真を撮りたいので、メイクをしておきたい』と書いてみるのもいいかもしれません。

②薄いメイクを心がける 顔色がわからなくなるような濃いファンデーションや血色をよく見せるようなメイクは避けましょう。また、病院では薄いメイクかすっぴんの方が多いので、バッチリメイクは浮いてしまうのでは?と言う意見もありました。

③ウォータープルーフのものを使用する 出産の時には大量の汗をかくことが多いです。そのほか、陣痛によって涙が出る人もいます。せっかくメイクをしたのに、ウォータープルーフでなかったために出産が終わった時に眉毛がなかったとかアイメイクが溶けて悲惨な事になったということもあるようです。出産の時にメイクをする場合はウォータープルーフのものを選ぶことをお勧めします。

④眉ティントやマツエクで事前に準備しておく 眉ティントやマツエクで事前に準備しておいたという人もいました。正直、陣痛が来ればメイクのことなんて忘れてしまうため、あらかじめ準備しておくのも良い手段だと思います。眉ティントやマツエクであれば、医療処置の邪魔にもなりません。おすすめの方法だと思います。

番外編:加工アプリを使って写真を撮ってもらう 最初から、メイクを諦めて加工アプリを使って写真をとってもらったと言う人もいらっしゃいました。確かに、お産の途中はなりふり構っていられないので、出産直後はひどい顔になっていることが多いです。それならいっそのこと、加工アプリを使用して写真を撮って、さらに撮影後にも加工をすることで納得のいく写真を残すことができるかもしれません。

出産時すっぴん推しの人の意見

0015_4.jpg 出産の時にすっぴんがイヤ!!という意見もありますが、すっぴんで挑む方も多くいます。どのような理由ですっぴんを選択しているのでしょう。

メイクしている余裕がない

陣痛が始まってしまうと、会話すらできなくなってしまいます。中には陣痛の影響で出産時に嘔吐を繰り返す人もいます。正直、メイクどころではないという人が多いのも事実です。

メイクしても汗や涙でとれてしまう

陣痛の痛みや苦しさで、大量の汗が出てきたり涙が溢れて止まらないと言う人もいます。 また、出産が24時間を超えることもあります。そのような場合には、せっかくメイクをしても、出産が終わった時には全部取れていたということも少なくありません。

病院によっては退院まで入浴ができないこともあるので、メイクを落とすのが大変

病院や出産の方法によっては、入院中の入浴やシャワーが禁止されていることもあります。そういった場合、メイクを落とすのが大変なこともあります。

あえてすっぴんの写真で出産の大変さを伝えたい

これは考え方の問題ですが、出産直後にぐっちゃぐちゃの表情をすっぴんのまま撮ってもらい、ご家族やお子さんに出産の大変さを伝えたいと言う意見もありました。母は強しですね。

出産入院中にメイクをする場面

0015_5.jpg 出産の時にメイクをする場面は分娩の時ばかりではありません。出産入院中、メイクをするのはどんな時でしょう。先輩ママさんの意見を参考に分けてみました。

分娩時

出産直後に生まれた赤ちゃんと一緒に写真を撮りたい、すっぴんに抵抗があるなどさまざまな理由から、メイクをする人もいらっしゃいます。

産後の面会時

出産を終えて退院までの間、面会に来る人に失礼がないようにとのことからメイクをする人もいらっしゃいました。また、分娩時と同様に入院中とはいえ、すっぴんに強い抵抗を示す人もいらっしゃいます。

退院時

退院時にベビードレスに身を包んだ赤ちゃんに合わせてメイクをしたという体験談や世間に出るため身だしなみを整えたかったなどの意見がありました。 もちろん、どの場面でもすっぴんでも気にしないという意見もあります。また、産後の体の状態が悪く、メイクをすることができなかったという人もいました。

出産入院で持っていくのにオススメな化粧品など

0015_6.jpg 先輩ママさんが実際に入院するときに持って行って、役に立った化粧品などをご紹介します。

ダブル洗顔不要の洗顔料

入院中は結構忙しいです。体を休めたり、産後の検査を受けたり、授乳の指導や沐浴の指導もあります。それに加え、母子同室となれば赤ちゃんのお世話をする必要もあります。手間の少ない、ダブル洗顔不要の洗顔料を持っていくと便利です。

オールインワン化粧品

ダブル洗顔不要の洗顔料と同様に、手間が少なくて済むオールインワンの化粧品を選びましょう。病院は乾燥しているため、保湿はしっかりとしたほうがママの皮膚トラブルが少なくてすみます。

BBクリーム

面会の時など面会に来てくれた人に失礼がないようにとお化粧する方も多いと思います。 産後は女性ホルモンがひどく乱れるため、肌荒れがひどくなる人もいます。入院の時の持ち物を少なくするためにも、すぐに塗れてカバー力もある物を選ぶと便利です。

アイブロウ・アイライナー

簡単に身だしなみが整うため、持っていくと安心です。

ハンドクリーム

入院中は授乳やおむつ替えで頻回に手を洗ったり、沐浴の練習をしたりとすることで手荒れがひどくなる人もいます。こまめにハンドクリームを塗ることで、手荒れを防ぎましょう。

リップクリーム

病院内はかなり乾燥しています。そのため、リップクリームは必須です。

汗拭きシート

これは、お産する病院によります。出産の翌日から入浴が許可される病院もあります。その場合には必要ないでしょう。 帝王切開でお医者さんの許可がおりないと入浴できない場合や入院中の入浴がNGとなっている病院もあります。その場合には、汗拭きシートが大活躍してくれるでしょう。

まとめ

0015_7.jpg ・出産時のメイクは医療的処置の都合から、推奨はされていません。 ・出産時にメイクをしたい場合は、病院や産院と相談しておくことをお勧めします。 ・できる場合も薄いメイクを心がけましょう

また面会時などは、化粧をしないすっぴんよりもメイクをしていた方が安心できる場合もあります。入院中からママは忙しいので、簡単にお化粧やお手入れができるように工夫をすると良いでしょう。新しい命との素敵な写真を撮れる貴重な機会でもあります。出産時のメイクに関してさまざまな意見はありますが、貴重な機会をいい思い出として残せると素敵ですね。

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