夫の立会い出産で後悔!?後悔しないために事前に基礎知識を!

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夫の立会い出産で後悔!?後悔しないために事前に基礎知識を!

人生の一大イベントである出産。夫婦にとってとても大切な出産という瞬間に、夫が立会い出産をするという方も多いかと思います。しかし、なんとなく夫が立会い出産をすると決めてはみたものの、実際夫は出産の場面で何をしたらいいかわからず、立会ってもらっても後悔した・・・という方も少なくありません。今回は後悔しないために夫の立会い出産について知っておきたいことを紹介します。

夫の立会い出産を考え中の方、後悔しないために事前知識をつけておくことは必須です。ぜひこの記事で立会い出産での夫の役割について学んでいきましょう。

夫立会い出産のメリット・デメリットは?

01.jpg 夫が立会い出産をすることで後悔した・・・と話される方の中には、夫が立ち会い出産 をすることのメリットとデメリットを知らなかったという方も多いです。立会い出産のメリットとデメリットをしっかりと理解した上で立会い出産をするか否か、夫婦で話し合うことも後悔しないためには大切ですね。

夫立ち会い出産のメリット

まずは夫が立会い出産をすることのメリットについてみていきます。なんといっても赤ちゃんが生まれるという、人生そう何度とないとても貴重な経験をこれから子育てをしていく夫婦がそろって経験できるということが最大のメリットです。

また、女性は妊娠中にお腹の中で赤ちゃんを育てるので、自然と母性が養われますが、夫は父性が養われにくく、親になったという実感がわきにくいといわれています。そのため立会い出産をすることで親になったんだ!という実感を得ることができます。

他には夫婦で出産を乗り越えることで夫婦の絆が深まったという方もいます。後に紹介していきますが、夫が立会い出産中にサポートできることはたくさんあります。痛みに耐えるお母さんに対して夫も献身的にサポートすることでお互いの感謝の気持ちが強まったという方もいます。

夫立会い出産のデメリット

夫立会い出産で後悔しないためにはメリットよりもデメリットをしっかりと理解しておくことが重要です。夫が立会い出産をすることで夫に幻滅した・・・というお母さんもいます。出産は簡単なものではありません。自然な出産の場合、陣痛が始まってから初産婦さんだと平均14時間ほどかかると言われています。その14時間の間、夫はずっとサポートし続けられるでしょうか。サポートの方法がわからない方は同じ空間にいてもずっとスマホをいじっていたり、寝ていたりしている方もいます。お母さんが陣痛に苦しむ横で夫にそんなことをされると・・・後悔したくなる気持ちはとてもわかりますよね。夫があまりサポートしてくれなかったり、出産についての事前知識のないまま夫が立会い出産をすると「いつ生まれるの?」と無神経なことを聞いたり。夫立会い出産を選んだことに後悔してしまいます。

また、夫側もただなんとなく言われたから立会い出産をするという気持ちで立会い出産をすると後悔します。出産はとても過酷な瞬間でもあります。いつもは冷静で優しい妻が陣痛の痛みのあまり叫んだり、暴言を吐いたり。いつもとあまりにも違う姿を見てしまい後悔したという方もいます。出産がこんなに長いものだなんて知らなかったと後悔する方もいます。出産には出血がつきものですが、それを知らずに心構えなく立会い出産をすると具合が悪くなったと後悔する方もいます。

デメリットについて紹介しましたが、事前に出産とはどんなものなのか、立会い出産ではどんなことができるのかをわかっていると後悔しないものも多くあります。なので立会い出産で後悔しないためには事前に基礎知識をつけておくことが大切なのです。

夫が立会い出産をするタイミングはいつがいい?

03.jpg 出産はとても長丁場です。みなさんは立会い出産というとどの場面を想像するでしょうか。立会い出産をするタイミングは人それぞれです。思い浮かべるタイミングとかけ離れてしまうと後悔してしまうケースもあります。ただなんとなく夫立会い出産をしたいな、というのではなくどんなときに夫にいてもらいたいか、どんなときから妻のサポートをしたいかということを夫婦で考えることが大切です。

陣痛開始時から立会い出産をする

10分おきに毎回痛みがくるようになったら陣痛がはじまったといいます。陣痛が始まったからと言ってすぐに生まれるわけではありません。初産婦さんでは陣痛が始まってから平均14時間ほど、長い方だと24時間をこえる方もいます。

陣痛開始時から立会い出産をすると、最初から最後まで出産という瞬間を通して痛みをともに乗り越えた!という感覚が強まります。一方でお互いにストレスになることもあります。この時期から立会い出産をする場合の後悔しないためのポイントとしては、出産は長いということをしっかり認識しておくことが大切です。また、夫婦ともに一緒に乗り越えたいという思いを確認し合っていた方が後悔しにくいでしょう。

分娩が佳境に入ったら立会い出産をする

初産婦さんであれば子宮口が5〜7cm以上開いたあたりから、経産婦さんは出産の進行が早い方が多いのですが個人差があるので助産師に相談しながらタイミングを見計らって立会い出産をする方もいます。

陣痛の痛みはだいぶ強まり、お母さんは心細くなったり、痛みを緩和するのを手伝って欲しい時期になります。この時に夫が的確なサポートをすることで後悔しない立会い出産を実現できます。お母さんもサポートを必要とする時期ですし、夫もサポートのしがいがある時期です。陣痛を一緒に乗り越えて達成感を味わいたい方にはこの時期からの立会い出産がおすすめです。

この時期からの立会い出産で後悔しないためのポイントとしては、夫が陣痛の痛みを緩和する方法を事前に知っておくこと、どんなサポートができるのかを知っておくことが大切です。

生まれる瞬間に立会い出産をする

いざ赤ちゃんが生まれるという場面だけ立会い出産をする方もいます。痛みに苦しむ姿は見せたくない、見たくないけど出産には立会いたいという方はこの時期の立会い出産がおすすめです。

後悔しないためのポイントとしては、生まれるときも痛いので苦しい姿は短いけれど見えてしまうこと、出産では出血が伴うため出血を見たくない方は自分で配慮することをわかっておくことが大切です。

生まれた後に立会い出産をする

赤ちゃんが生まれたあと、2時間の間に立会い出産をする方もいます。苦しむ姿はいっさい見せたくないし見たくないという方はこの時期に立会う方もいます。生まれた後に立会うってそれって立会い出産っていうの?って思う方もいるかもしれませんが、出産は赤ちゃんが生まれたあと2時間までをいいます。生まれたあとでも立派な立会い出産なのです。

この時期から立会い出産をするのに後悔しないためのポイントとしては、痛みをともに乗り越えたという実感は持つことができないということを理解しておくことです。また、産後も出血はありますので血はいっさい見ないというわけではありませんので、自分で配慮することが大切です。

夫が立会い出産でできることってどんなこと?

04.jpg みなさんは立会い出産で夫にどんなことをしてもらいたいでしょうか。夫はどんなことをすると妻にとってよいサポートとなるでしょうか。立会い出産で後悔しないためには、出産中に夫はどんなサポートができるのか知っておくことが大切です。

陣痛の痛みをやわらげる

夫のサポートとして一番大切なのは陣痛の痛みをやわらげることです。陣痛をやわらげるのに効果的なことはお産の進行に応じて、腰をマッサージ、指圧したり、肛門をテニスボールでおさえたりすることです。

また、あたためることも痛みの緩和につながります。カイロや湯たんぽなどを用意してあげたりしましょう。

出産の進行をうながす

陣痛中は横になっていることをイメージする方も多いかもしれませんが、出産は横になっていると進みにくいのです。横になっているよりも座っている方が、座っているよりも立っている方が出産は進みます。一番は腰を振ったり、スクワットをしたりと動いている方が進みやすいのです。お母さんが動きやすいように手を添えたり、声かけしたりすることが大切です。

また、出産ではかなりのエネルギーを消費します。エネルギー不足になってしまうと出産が進行しにくくなってしまいます。陣痛の痛みがある中で積極的にお母さんが物を食べるのは難しいのです。そこで夫が陣痛と陣痛の合間で食べやすいものをスッと差し出すことが大切です。

精神的に支える

陣痛に耐えているお母さんは、いつまで痛みに耐え続ければいいのかと心が折れてしまいそうになります。そんなとき夫は側でお母さんを精神的にサポートすることが大切です。ネガティブな声かけはせずに、共感的な姿勢でできるだけポジティブな言葉をかけていくようにしましょう。言葉はなくても側で手を握ったり、背中をさすったりするだけでもお母さんはとても安心します。「タッチング」というのですが、優しく身体に触れることで安心感を生むのです。いつも生活をともにしている夫だからこそ、とても効果がある精神的サポートですね。

まとめ

05.jpg 今回は夫の立会い出産で後悔しないためのポイントについて解説しました。夫の立会い出産で後悔しないためには、立会い出産のメリットとデメリットをしっかりと理解しておくこと、夫婦のイメージする立会い出産を話し合った上で立会い出産をするタイミングを決めること、立会い出産で夫ができるサポートを知ることが大切です。

出産は一生にそう何度とない家族の一大イベントです。後悔しないためにも立会い出産についての正しい知識をもった上で夫婦でしっかりと話し合い、思い描く立会い出産を具体的に考えていきましょう。

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