出産、陣痛が痛くなかった!?痛くない方法があるなら知りたい!

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出産、陣痛が痛くなかった!?痛くない方法があるなら知りたい!

出産のときに欠かせない陣痛ですが、誰しも陣痛への恐怖がありますよね。鼻からスイカを出すような痛みと聞いて怖いと思わない方の方が少ないと思います。なるべく陣痛が痛くない方法があるなら知りたい!と切実に思いますよね。 今回は出産のときに起きる陣痛はそもそもなんなのか、陣痛をなるべく痛くないようにするにはどうしたらよいか解説していきます。

出産時に起きる陣痛ってなに?

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陣痛とは10分以内(1時間に6回以上)でお腹の痛みを伴う子宮収縮があることを指します。強弱なく毎回同じ強さでくるようになると、しっかりと出産が進行する陣痛となります。出産には陣痛がつきものですが、この陣痛はいったいどんな役割を果たしているのでしょうか。

出産における陣痛の役割①子宮口を開く

陣痛が始まると子宮は収縮します。子宮を収縮させることで子宮頸管を上の方向に薄く引き伸ばしていきます。そうすることで子宮頸管、出産時には子宮口と呼ばれる部位が薄くなり、だんだんと開いていくのです。陣痛がないとこの子宮口は開きません。陣痛が来ている時には子宮口を開こうとする力が働いていますので、体の力を抜くことが大切です。陣痛に対して体に力を入れて緊張状態になってしまうと、せっかく子宮口を開こうとしている陣痛に拮抗して力が働いてしまうので注意しましょう。

出産における陣痛の役割②赤ちゃんの回旋を助ける

赤ちゃんは生まれるときにはお母さんのおしりの方向に顔を向けて生まれてきます。これは、赤ちゃんの頭が最も小さい大きさになるように工夫して生まれてくるからなのです。赤ちゃんがおなかの中で回ることを「回旋」というのですが、陣痛はこの回旋がうまくできるように助ける役割があります。回旋がうまくいかないと出産の時間が長引いたり、出産が進まなくなってしまうこともあります。陣痛とともに赤ちゃんの回旋を助けるためにはお母さんが体勢を整え、重力を利用することも大切です。赤ちゃんの背中がお母さんのおなか側にくるようにしたいので、お母さんがよつんばいになることで赤ちゃんも回旋しやすくなるのです。

出産における陣痛の役割③娩出力となる

陣痛は赤ちゃんが子宮の外へ出るように押し出す力として働きます。これを娩出力といいます。陣痛は子宮を収縮させることで子宮内圧を高めて、子宮内にいる赤ちゃんを押し出そうと子宮口の方向へ力を加えます。 また、出産が進行し子宮口が8cmくらいになってくるとふんばりたいような感覚を感じるようになります。それは陣痛がふんばる原動力になっているからです。子宮口が全部開き、赤ちゃんも降りてきた後は、お母さんがふんばることで赤ちゃんを外に出す力を強めているのです。陣痛がきていない状態でふんばってもあまり赤ちゃんは動きません。陣痛とお母さんのふんばる力を合わせることで赤ちゃんは生まれてきます。

自分でできる陣痛が痛くない方法

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陣痛は出産をする上で必要不可欠なものなので、陣痛による痛みをゼロにすることはできません。しかし、陣痛がなるべく痛くないようにする方法はたくさんあります。自分でできる陣痛がなるべく痛くない方法を紹介していきます。

呼吸法を行うことで痛くない?

出産のときに呼吸をすることは大切だと聞いたことがある方は多いと思います。しかし、ただ呼吸をすればいいというわけではないのです。陣痛を少しでも痛くないものにするための呼吸にはコツがあります。正しい呼吸への理解を深めましょう。 陣痛を少しでも痛くないようにするためには、痛いときにゆっくりと息を吐くことです。小指をドアの角などにぶつけた時のことを想像してみてください。「痛い!」となったときには誰しも呼吸が止まるものです。人は痛みを感じると身体がその痛みから身を守ろうとして筋肉が強張り緊張状態になるのです。陣痛中に息を止めてしまうことで身体の筋肉が強張り緊張状態になってしまいます。身体が緊張することで脳も緊張してしまい、陣痛の痛みという刺激をより過剰に捉えてしまうのです。また、陣痛中に身体が強張ってしまうことは出産の進行の妨げにもなります。出産をスムーズに進め、陣痛を少しでも痛くないようにするために、ゆっくりと息を吐きながら身体の力を緩めることが大切です。

リラックスすることで痛くない?

なるべく陣痛が痛くないものにするためには身体の緊張状態を解消してリラックスすることが重要です。そうすることで出産の進行も助けます。リラックスできる方法は個人差が大きいので、陣痛が始まる前に自分がどんなことをするとリラックスできるかを考えて試しておくことも大切です。参考にリラックスするための方法を紹介していきます。

1)好きな香りのアロマを使う リラックスする方法の一つとしてアロマ芳香浴があります。アロマはただなんとなくいい香りでリラックス、というだけでなく、脳に直接アプローチできるのです。アロマの芳香成分は鼻から吸い込まれ、鼻腔の内側奥、嗅上皮にある嗅毛に取り込まれます。この嗅毛が芳香成分を感知すると、情報を電気信号に置き換えて脳に伝えます。そのため芳香成分の働きでリラックスしたり、爽快感を得たりと心身が影響を受けるのです。また、微量ですが、芳香成分は呼吸と一緒に鼻や口からのどを通り、気管や肺へと入り、肺の粘膜から血管を通って吸収され、血液中に入って全身にめぐるともいわれています。 好きな香りを選ぶことはもちろんですが、妊婦さんに使ってはいけないアロマもあるので注意しましょう。

2)好きな音楽を聞く 人は集中すると少しの刺激にも敏感になります。陣痛もそれと同様です。陣痛の痛みに集中しすぎることで痛みを敏感に察知して、過剰な痛みとして感じてしまうことも多いです。また、恐怖は人を緊張状態にしてしまうので痛みを強く感じやすくなります。そのため、陣痛を少しでも痛くないものにするには気を紛らわすことも大切です。好きな音楽を聴いたり、動画を見たり、誰かと話をしたり。痛みに集中しないことが陣痛を痛くないものにするのに効果的なのです。

3)環境を整える 自分が心地いいと思える環境を整えることが一番のリラックスにつながります。照明の明るさや室温もとても大切な要因です。また、誰かといる方が安心してリラックスできる方もいれば、一人の方が心地いいと感じる方もいます。リラックスできる環境というのは人それぞれです。環境が変わると緊張を強く感じる場合は、これがあれば少しでもリラックスしやすい!と思えるものを出産が始まるより前に見つけておいて、活用できるように用意しておくことが大切です。

身体を温めることで痛くない?

寒い場所と暖かい場所、みなさんはどちらのほうが身体が緩みますか?身体が冷えてしまうと筋肉は緊張状態になります。そうなると身体に力が入った状態となってしまいます。陣痛中は出産の進行のためにも、なるべく痛くないようにするためにも力を抜くことが大切です。身体を温めることで筋肉はゆるまり、自然と力が抜けるようになります。また、身体が温まることで全身の血液循環がよくなります。子宮が出産を進めるために収縮するにはたくさんの酸素と栄養が必要です。血液循環がよくなることで子宮への栄養も行き渡り、出産をしっかりと進めてくれる陣痛となるのです。身体を温めることは陣痛をなるべく痛くないものにすると同時に、出産を進めてくれます。

身体を温める方法としては入浴があります。全身を温めることができるのでとてもリラックス効果が高いです。破水していなければ入浴可能です。また、足浴といって足だけをお湯に入れて温めることも効果的です。足を温めることでふくらはぎのポンプ機能が強化され、足で温まった血液が全身にめぐりやすいのです。陣痛によって痛みのある部位にカイロやホットパックを使って温めることも効果的です。できることをやってみましょう。

とにかく動くことで痛くない?

妊婦さんじゃなくても、ずっと同じ姿勢でいることは腰が痛くなったり筋肉が強張ったりと身体が痛くなる原因になります。出産中の妊婦さんであればなおさら身体を動かさないことで痛みが強まります。出産の痛みは陣痛だけではありません。赤ちゃんは骨盤を押し広げて通って生まれてきます。そのため腰の痛みを感じる方が多いのです。骨盤を押し広げる痛みは黙って寝ていてもよくはありません。それだけでなく、がんばって赤ちゃんが通り道を広げようとしているのに、同じ姿勢でいることによって骨盤の開きを妨げてしまいます。出産が進まない原因の一つにもなってしまうのです。陣痛中は痛いからと横になってしまいがちですが、出産の進行にも、陣痛を痛くないものにするためにも、横になることでいいことはありません。しっかりと動くようにしましょう。

人にやってもらえる陣痛が痛くない方法

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出産中の陣痛の痛みは自分でできる痛くないようにする方法の他に、人にやってもらえる痛くないようにする方法もあります。立会い出産の夫やパートナーにやってもらうと効果的な方法について紹介していきます。

腰のマッサージ

出産が進むと骨盤の中に赤ちゃんが入り込んでくるため、腰に痛みが出るようになります。陣痛が来ているときが骨盤を押し広げようとしているときなので特に腰が痛くなります。痛いときにやや強めに圧をかけながら腰を上下にさすることで痛みをやわらげます。

会話・タッチング

陣痛の痛みに集中してしまうと痛みを強く感じやすいので、気を紛らわすことが大切です。誰かと会話をすることで痛みから気を紛らわせることもできます。また、安心できる相手が側にいてくれるだけでも気持ちがリラックスできますし、タッチングといって力が入りやすいと感じる部分に手を優しく乗せてもらうだけでも緊張がほぐれます。

まとめ

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今回は出産のときに起きる陣痛の正体と、陣痛をなるべく痛くないようにする方法について解説しました。陣痛がどういった理由で痛いのか、痛みの正体と役割について知ることで少しでも陣痛への恐怖を減らすことも陣痛を痛くないようにするためには大切です。また、ご自身で簡単にできる痛みをやわらげる方法は妊娠中から自分に合ったものを実践してみて出産に備えておくことも陣痛を痛くないようにするのに効果的です。ぜひ実践してみてください。

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