新米パパへ、先輩パパママからのアドバイス!

パパ向け

新米パパへ、先輩パパママからのアドバイス!

妊娠から出産までの間に、女性の身体は大きく変化します。 お腹の中で子どもを育て、壮絶な痛みに耐えて出産することは肉体的だけでなく、精神的にも多く負担がかかるもの。 さらに出産後は休む間もなく、ダメージを受けた身体で赤ちゃんのお世話が始まります。

そんなママを1番近くでサポートできるのは、世界に1人のパパだけです。 この記事では、3人のママである私から、新米パパにアドバイス。 妊娠中から産後のケアまで、パパだからこそできるママのサポートについてご紹介します。

ぜひ参考にして、ママとパパで手を取り合うハッピーな育児にしてくださいね。

妊娠中は大変なことがたくさん!

0002_2.jpg お腹で赤ちゃんを育てるということは、並大抵のことではありません。 妊娠から出産までの期間を「十月十日」とよびますが、その日数はおよそ280日前後といわれます。

その期間、ママはお腹で赤ちゃんを守り、育てています。 妊娠初期から後期まで、妊婦の悩みはつきません。 これからパパになる旦那さんは、そんなママの辛さを理解してあげる必要がありますよ。

つわりが辛い

つわりを知らない人はいないと思いますが、実態を知っている人は少ないのでは。 テレビドラマでもよくトイレに駆け込むシーンなどが描写されますが、実際のつわりとは少々異なります。 重度のつわりで体重が過度に減少し、入院しなければならない人…動けないほどではないけれど、常にむかむかと気持ち悪さがつきまとう人…つわりの形は本当に人にそれぞれです。

つわりは妊娠初期の7週頃から現れ、14週頃には多くの人が落ち着きます。 ところが、中には妊娠後期までつわりに悩む妊婦さんも。 症状だけでなく、つわりの期間も人それぞれということが分かります。

つわりの期間中は、においにとても敏感になります。症状が軽い人でも、料理や家事をするのが辛く感じることが多いものです。 普段はあまり家事をしない旦那さんでも、つわりの期間中は食事を用意してあげたりと、しっかりママをサポートしてあげてくださいね。

マタニティブルーが辛い

妊娠中に辛いのは身体だけではありません。 マタニティブルーという言葉を聞いたことがあるでしょうか。 マタニティブルーは、ホルモンバランスの急激な変化から引き起こされ、自律神経やメンタルが不安定な状態になります。 これは責任感の強いママほど、その傾向があるといえるでしょう。

マタニティブルーは心の持ちようと思われがちですが、これはホルモンの乱れが原因なので、実はどうしようもありません。 症状が重くなると、産後うつなどの病気になる場合もある症状です。

パパは落ち込んでいるママを見かけたら軽くとらえるのではなく、しっかり向き合ってやさしい言葉をかけてあげてくださいね。

体重管理が大変

妊娠中は体重管理が大変です。 これはママ自身のために体重を管理しているのではなく、自分と赤ちゃんのためにおこなっているのだということを忘れてはいけません。 体重が増えすぎてしまうと産道が狭くなり、赤ちゃんがでてくるときに苦しくなってしまう場合があります。 さらに妊娠中の合併症にも注意が必要になってきます。 体重が増えると、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群のリスクが高まります。 ところが妊娠中の身体は脂肪が付きやすくなっていることに加え、後期は空気を吸っているだけで太ると言われるほど難しい体重管理。 これらのことから体重管理は妊婦にとって、非常にシビアな問題だと分かります。 ママが頑張っている横で自分だけ好きなものを食べるなんてことは、絶対にしてはいけませんよ!

疲れやすい身体になる

妊娠すると疲れやすい身体になります。 これは、ホルモンバランスの分泌過多が原因といわれています。

さらに、ママの栄養はお腹の中の赤ちゃんへ送られるため、貧血症状になりがち。 お腹が大きくなると疲れやすくなると勘違いされがちですが、実は妊娠初期から疲れやすい身体に変化しているのです。

旦那さんはそのことをしっかり理解し、妊娠中のママをサポートすることが必要になってきます。

出産は命がけ

0002_3.jpg 立ち合い出産をする旦那さんも多いのではないでしょうか。 現在はコロナ禍ということもあり、立ち合い出産ができる産院とそうでない産院があるので注意が必要です。 出産は何が起こるか分かりません。

1人頑張るママの背中を支えるのがパパの役目です。 出産に立ち会う際に、気を付けると良いことをまとめました。

出産について把握しておく

出産の流れは人それぞれなので、これといった決まりはありませんが、大まかな流れを把握しておくといざという時慌てずにすみます。 出産は大きくおしるし、陣痛、破水、いきみの4つの流れがあります。 破水から始まる場合もありますので、いざお産が始まったときにどのように対処するべきか、事前にシミュレーションしておくと良いでしょう。 陣痛中は痛みを逃しながら、子宮口が全開になるまでひたすら耐えることになります。 パパはこのとき、ママがしてほしいことを予測して動いてあげましょう。 たとえば、のどが渇いていたら飲み物を飲ませてあげる、汗をかいていたら拭いてあげる、痛いところをさすってあげる。 痛みに耐えているときでも、パパが一生懸命応援してくれていることを、ママはしっかりみています。

騒いだり動揺しない

いざというとき頼りになるのが父親です。 出産はそのための第一歩。

何があっても騒いだり動揺したりせず、どっしり構えてママをサポートしてあげましょう。 出産時のあまり壮絶さや出血の量に驚き、倒れてしまった旦那さんもいるとか… 出産にトラブルはつきものです。

どんな状況でも冷静でいることは難しいとは思いますが、しっかりとママをみて励ましてあげることで、ママも安心して出産に集中できますよ。

長時間のお産に向き合う

出産時間も人それぞれ。 特に初産であれば、時間がかかって当然です。

早い人であれば5時間前後、長い人では48時間という長丁場の出産になる場合も考えられます。 そんなとき、絶対に飽きたような態度や言葉を口にしてはいけません。 頑張るママの横で寝るなんてことは言語道断!

長丁場でつい眠くなってしまうときは、席を外してから休憩するようにしましょう。

出産後は手続きがいっぱい

0002_4.jpg 産後の手続きは山盛りです。 出生届を出すことから始まり、児童手当の申請から、健康保険証の発行までさまざま。 コロナ禍で、地域によっては出産祝い金がでる場合もあります。

これらの手続きは産後すぐから2週間以内にやらなければならないものが多く、出産後のママにとっては負担が大きいものです。 ママが入院中に手続きをしておくと、産後の赤ちゃんとの生活に集中できるので、非常にありがたく感じます。

新米パパが忘れてはいけないこと

0002_5.jpg ここまでは、妊娠中から出産までで気をつけたいことについて紹介してきました。

妊娠・出産はパパが変わってあげることはできませんが、育児はママとパパ2人で取り組むことができるものです。 つぎは、妊娠、出産を経て子育てをするうえで気をつけるポイントを紹介します。

父親の自覚を持つ

これは妊娠中からいえることですが、父親としての自覚がないと子育てはうまくいきません。

ママはお腹の中からずっと赤ちゃんと一緒に過ごしてきたので、妊娠中からすでに母親としての責任を感じて過ごしていました。 赤ちゃんが産まれ、おめでたいことに心躍ると思いますが、この子は父親である自分がしっかり守る!と意識を引き締めましょう。

父親としての覚悟が決まれば、これからの育児で大変なときでもきっと楽しく乗り越えられますよ。

感謝の気持ちを忘れない

無事に赤ちゃんを育て、産んでくれたママに感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。 産後の身体は、交通事故にあったときと同じようなダメージを受けている、とよく言われます。 ボロボロの身体にムチ打って、育児や家事に奮闘することは簡単なことではありません。

赤ちゃんが元気であることにも感謝しつつ、ママに「いつもありがとう」の思いを忘れないようにしましょう。 もちろん、言葉にしてあげることも大切ですよ。

「ありがとう」や「いつも頑張ってるね」など、ちょっとした一言がママの気持ちを前向きにしてくれます。

手伝うという感覚を捨てる

よく、手伝おうか?とママに聞く人がいますが、それはNGです。 なぜなら育児は手伝うものではなく、一緒にやるものだからです。 ママに手伝って、と言われる前に自主的になんでも行動してみましょう。

ささいなことでも、ママはパパのことをきちんと見ています。 一緒に育児や家事をしてくれていると感じると、ママも心穏やかに過ごせますよ。

言葉に気をつける

初めての赤ちゃんのお世話に、ママもパパも戸惑うことは多いです。 手探りの状態で育児をすると、何かと神経質になりがち。

そんなときに「やり方が違うんじゃない」や「ママじゃないとダメだって」など心無い言葉をかけてしまうのは絶対に避けましょう。 「一緒に何が正しいか考えよう」や「ママが大好きなんだね」など、意味は同じでも言い方にいよって全く印象が変わるものです。 「ありがとう」や「いつもお疲れさま」と、感謝の気持ちを言葉にすることも大切ですよ。

楽しみながら育児に取り組むこと

最後に1番大切なことが、楽しみながら育児に取り組むことです。 初めての育児は右も左も分からないことだらけで、心身共に疲弊しがち。 それは、どのママやパパでも同じです。

大切なのは赤ちゃんを1番に考え、明るい雰囲気で育児をすること。 大変だな、嫌だな、と思いながら育児をしていると自然と空気も重たくなります。

赤ちゃんもそんな空気を感じとり、泣いている時間が増えてしまいます。 かわいい赤ちゃんと一緒に過ごせる時間を当たり前と思わず、一瞬一瞬を大切に育児に取り組みましょう。

まとめ~ハッピーな子育てにしよう

0002_6.jpg 妊娠中から出産、そして子育てまで、新米パパに送るアドバイスを紹介してきました。 赤ちゃんの成長はあっという間です。

ハッピーな子育てには、パパの協力が必要不可欠。 ママだけで幸せな子育ては叶いません。

ぜひご紹介したポイントを参考にしていただき、ママとパパの手を取り合い、ハッピーな子育てを実現してくださいね!

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