パパ育てって何?妊娠中に始めるパパ育てのススメ

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パパ育てって何?妊娠中に始めるパパ育てのススメ

共働きが当たり前になりつつある現代では、パパの積極的な家事や子育てへの参加が求められています。とは言え、最初からママほど家事や子育てを上手くこなせる!というパパは少ないのではないでしょうか。慌ただしい毎日を少しでも心穏やかに過ごすために、パパ育て、つまり『パパを立派な戦力に育て上げること』がママの重要な任務の一つであることは間違いありません。パパ育てに成功したら、ママの悩みのほとんどが解決するかもしれませんよ。この記事を読めば、妊娠中から始めるパパ育ての重要性からパパ育てのやり方、ポイントまでが分かります。是非参考にしてみてくださいね。

子育てならぬ、パパ育てとは

0007_2.jpg 妊娠期間が終わりめでたく赤ちゃんが誕生したら、慣れない赤ちゃんのお世話がスタートします。初めての子育てに挑戦するママは、夜間の授乳や夜泣き対応で自分の睡眠はろくに取れず、赤ちゃんのペースで1日を過ごします。実の両親や義両親が近くにおらず頼れる大人の数が少なければ少ないほど、子育てに手いっぱいで、家のことが回らなくなります。そうなると、『パパ育てをしておけばよかった』と心から後悔することに。パパ育てとは、『パパを立派な戦力に育て上げること』です。パパ育ては長期戦だと言えます。そう簡単に、立派な戦力にはならないということです。ママもパパも努力が必要。ママ自身がラクをするため、家族みんなが心穏やかに過ごすためには、ママが主体となってパパ育てを頑張るしか道はないのです。

パパ育てを妊娠中に始めた方がいい理由

0007_3.jpg 赤ちゃんを妊娠すると悪阻や体調の変化で、ママは思うように身体を動かせなくなります。妊娠中こそ、パパ育てを始めるチャンスです。ママが妊娠するまで家事を任せっきりだったパパも多いかもしれませんが、『男は外で仕事だけしていればいい』という時代はずいぶん前に終わりました。ぜひ、ママが妊娠中にパパ育てを始めてください。赤ちゃんが生まれた後ママのガルガル期に、子育てをしながら同時進行でパパ育てをするのは至難の業。妊娠中にパパ育てを始めた方がいい理由を見てみましょう。

妊娠前よりパパを頼りやすい

妊娠による悪阻や体調の変化で弱っているママを放っておけるパパはいないでしょう。妊娠する前のママが元気なときよりも、妊娠中の方がパパを頼りやすいと言えます。場合によっては頼らざるを得ない状況にあるかもしれません。

『二人で親になる』という意識が芽生えやすい

妊娠期はパパとママが『二人で親になる』ための準備期間です。お腹の中で赤ちゃんと約10か月間一緒に過ごすママと比べて、パパは親になるという意識が芽生えづらいと言えますが、出産準備に関りを持つことで『自分も親になるんだ』という意識をパパに持ってもらいやすくなります。また、体調を崩しがちなママに頼られることで、『ママと赤ちゃんを守れるのは自分しかいない』とパパは自分の存在意義を再確認できます。

産前うつ・産後うつの抑制になる

幸福感で満たされた妊娠期を過ごすことで、産前や産後にうつになる可能性を下げることができます。完璧には無理だとしても、妊娠中に少しでも『パパを立派な戦力として育て上げること』ができれば、産後もパパがサポートしてくれるから大丈夫だと安心できますし、パパと協力することで孤育てを防げるからです。パパの家事参加率が上がれば、ママの家事の負担が減るため、心に余裕を持って子育てをすることができるでしょう。

パパ育てのメリットはこんなにある!

0007_4.jpg 妊娠中のママに代わって、パパに家事や子育てを習得してもらうことは非常に重要で、たくさんのメリットがあります。頼れるパパがいれば、ママだけでなくパパ本人も幸福度がアップします。立派な戦力になってもらうため、妊娠中からコツコツとパパ育てを始めるとメリットも増えますよ。

家族が増える幸せを一緒に感じられる

ママの妊娠中から一緒に赤ちゃん用品を買いに出かけたり、神社に安産祈願に行ったりと、赤ちゃんのことを思いながら過ごすことで、赤ちゃんというかけがえのない家族の一員が増える喜びや幸せを一緒に感じられます。市や県が開催しているパパママ教室に夫婦で行き、子育ての予習をしておくことも大切ですね。

強力なチーム体制を構築できる

核家族化が進み、頼れる親が近くにいないときは、パパ育てのメリットを最も実感できるでしょう。パパ育てが順調に進み、ママがお願いしなくてもパパが家事や子育てに積極的になってくれると、夫婦の信頼関係がどんどん増していきます。子育てをする上で、情報の共有は大切です。ママからパパへ、あるいはパパからママへ情報を開示し、シェアすることで家族が強力なチームへと発展していきます。仕事にも言えることですが、強力なチームワークに勝るものはありません。

いざという時にパパもママも慌てずに済む

2人目以降の出産でママが家を空けなければならなかったり、冠婚葬祭で急遽遠出をすることになったりした場合に、パパ育てが進んでいると慌てずに済みます。家事や育児を1から教える必要がないので、いざという時にもママも安心して出かけられますね。

赤ちゃんが生まれてからママの自由時間を確保しやすい

妊娠中はママの自由時間の確保はそれほど難しくはないかもしれません。しかし、赤ちゃんが生まれてからは、ママの自由時間を確保することはかなり難しくなります。外出してももれなく赤ちゃんが付いてきますよね。赤ちゃんがいると行動が制限されてしまい、以前のように自由を謳歌することができなくなります。ママが妊娠中にパパが家事を一通り覚え、出産後はママと一緒に赤ちゃんのおむつ替えやミルクの飲ませ方などお世話を覚えることができれば、早い段階でママがいなくてもパパ一人で子守ができるようになります。パパを信頼して任せるということも、パパの成長につながりますよ。

パパの背中を見て子どもが育つ

子どもは親の背中を見て育ちます。家では何もしない、仕事だけしているパパと、家族のために仕事を頑張りつつ、家ではママと協力して家事も子育てにも積極的なパパ。子どもが成長していく中で、良い影響を与えるのは後者ですよね。

妊娠中にこそやりたい!パパ育てのやり方

0007_5.jpg ママが妊娠中から家事を率先してやってくれるパパもいれば、妊娠中でも家事は一切やらないというパパもいるでしょう。もしかしたら一切やらないパパもやり方を知らないだけでできないという訳ではないかもしれません。ママに怒られるのが嫌で、家事や子育てを手伝わないだけかもしれませんよ。うちのパパはできない!とママが勝手に決めつけているだけだったとしたら、本当にもったいない!赤ちゃんを妊娠中にこそやりたい、我が家流パパ育てのやり方をご紹介します。

まずはとりあえずパパにやらせてみる

得意そうなことを頼む!絶対に文句を言わない!完璧を求めない!これがポイントです。何かが抜けていても、ママ目線で気になることがあっても、はじめから上から目線で指摘してはいけません。ママからのちょっとしたダメ出し一つで、パパのやる気は完全になくなってしまいます。家事も子育てもやり方を聞かれたときだけ答えましょう。ママと同じレベルに達するにはかなりの時間がかかるということを忘れてはいけません。

パパにしっかりと感謝して褒める

ママの『ありがとう』『助かったよ』という言葉でしっかりと感謝を伝えることが重要です。男性の多くは褒められて育つタイプ。褒められて嫌な人はいませんよね。感謝しつつ、褒めてみてください。多少おかしなやり方でも『そういうやり方もあるんだね!知らなかったわ!』と認めつつ、『今まで私はこうしていたよ』ともっと効率の良いやり方を参考程度に教えるというスタンスで伝えてみましょう。

相談ベースで適度にパパに甘える

とことん感謝して褒め、『俺ってやっぱりやればできるんだ!』とパパに思ってもらえたら、その後がスムーズに進みます。甘えるときは『これやってほしい!あれやってほしい!』とお願いするのではなく、あくまで相談ベースで話してみましょう。ママがしんどいと思っている状況をパパに知ってもらうことがポイントです。とは言え、しんどいアピールのし過ぎは禁物です。パパも仕事でストレスを感じているかもしれませんし、しんどいアピール合戦になってしまう可能性があります。メッセージで伝え、具体的なリクエストも盛り込んでみてください。なぜなら、男性は察するということが不得意だから。例えば、『妊娠してからゴミの匂いを嗅ぐだけで本当に吐き気がするようになったの。この前は本当に吐いちゃった。朝各部屋のゴミを集めて、出勤ついでにゴミ出しするのって難しい?』等です。ママは妊娠中、悪阻や体調不良で何もできないほどしんどいときもあると思います。そういう時は正直に伝えて、パパに甘えてみましょう。快諾してくれたときには『やっぱりパパって頼りになるわ!』の一言を。

パパの担当としてルーティン化する

最初は何か一つでも、パパが得意そうな家事をできる限り毎日やってもらうようにします。回数を重ねることでクオリティは自ずとアップしていくものだからです。毎日やってもらい、クセをつけることでいつの間にか自然にパパ担当に。ママからお願いや相談をしなくても、パパ自ら積極的に家事や子育てに関わるようになるでしょう。パパがやってくれることが当たり前になったとしても『ありがとう』『助かったよ』といった感謝の言葉は忘れないようにしましょう。ママの作った料理を食べるときに、パパが一言『美味しい』と言ってくれたらうれしいですよね。それと同じです。料理は嫌いだけど頑張って作ろうという気持ちになりませんか。私はなります。パパへのたった一言の感謝の言葉が、パパの家事や子育てに対するモチベーションの維持につながりますよ。

まとめ

0007_6.jpg 我が家のパパも長男を妊娠中や生まれたばかりのころは本当に戦力とは言い難い人でした。家事や育児をやっても私から何度もダメ出しされたり、息子が極度のママ大好きっ子だったり、仕事が忙しすぎたりとパパなりに悩んでいた時期もあったようです。当時は私も『どうしてわかってくれないの?』とイライラしがちな毎日で悪循環。 今は自他ともに認める立派なイクメンですが、息子を妊娠中からパパ育てを正しいやり方で頑張っていれば、もっと産後も心穏やかに、子育てを楽しみながら過ごせたのだろうと思います。家族は一つのチームです。チームのみんなで協力し合いながら、楽しく生活できれば最高ですね。

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