妻が出産で入院中、旦那さんは何をするべき?妻が出産を控えていると「陣痛が来たらどう動く?」「入院中、自分は何をすればいい?」と不安を抱える方も多いでしょう。出産入院中の旦那さんの行動は、今後の夫婦関係を左右するほど重要です。
入院前の準備から当日の立ち会いサポート、退院に向けた手続きや家事まで、旦那さんがやることを時系列のリストで解説します。産後入院中の妻にイライラされないためのNG行動や配慮も押さえましょう。
監修者藤田医科大学医学部医学科卒業。日本専門医機構認定産婦人科専門医。総合周産期センターや地域周産期センターでの勤務経験を経て、現在は山崎産婦人科小児科医院の院長を務める。
妊娠、出産から産後まで母子に寄り添う診療を行う。患者さまとの信頼関係を大切にし、分かりやすい説明を心がけている。
出産の入院前に旦那さんがやることリスト
妻がいつ入院しても慌てないよう、出産前に旦那さんが主体となって事前準備を済ませましょう。
<入院前にやることリスト>
- 病院への移動ルートと交通手段の確認
- チャイルドシートやベビーベッドなどの設置
- 陣痛バッグと入院グッズの置き場所確認
- 緊急連絡先とタクシーの配車登録
- 上司への事前連絡と仕事の引き継ぎ
事前にリストを夫婦で共有し、万全の状態で出産当日を迎えられるようにしましょう。
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出産後に旦那さんができる公的手続きを確認!妻の入院中に進めよう

出産後には、期限が決められた公的手続きが複数発生します。妻が退院して育児が本格化する前に、旦那さんが入院期間を利用してやることリストを解説します。
役所で進める手続き!出生の日から14日以内の出生届や児童手当申請
役所で進める手続きは、期限が短いため最優先で対応します。 入院中に旦那さんが役所へ行き、以下の手続きを済ませましょう。
- 出生届の提出:出生の日から14日以内
- 乳幼児医療費助成制度・子ども医療費助成制度:自治体ごとの期限を確認
- 未熟児養育医療給付金:あてはまる場合は早めに申請が必要
- 児童手当:出生翌日から15日以内
- 産後ケアや一時保育の申請:必要に応じて早めに申請
出生届を出すと住民票に子どもが記載されるため、その足で住民票の写しを取得しておくと、会社での手続きがスムーズに進みます。
会社で進める手続き!赤ちゃんの健康保険加入や扶養追加
赤ちゃんの1ヶ月健診に保険証を間に合わせるため、会社での手続きも速やかに進めます。旦那さんの勤務先で行う手続きは以下の通りです。
- 子どもの健康保険加入:出生後できるだけ早く
- 扶養追加の申請:健康保険と同時にできるだけ早く
- パパ育休・育児休業給付金:育休開始前に早めの申出が必要
- 出産育児一時金:直接支払い制度を利用しない場合は後から申請
- 高額療養費制度:加入している健康保険に医療費が高額になった場合に申請できる
会社によって必要な添付書類やフォーマットが異なるため、出産前にあらかじめ確認しましょう。
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出産当日の立ち会い・待機中に旦那さんができるサポート
出産当日は、妻が陣痛の痛みと戦う時間です。旦那さんは慌てず状況を把握し、的確にサポートする必要があります。立ち会い時と待機時の対応ポイントを確認しましょう。
立ち会い出産では妻の要望に応じたサポートを
立ち会い出産では、事前のバースプランに従い、妻の要望を優先してサポート! テニスボールで腰をさすって痛みを和らげたり、飲みやすいゼリー飲料や水分を渡したり状況を見ながらサポートしましょう。 医療スタッフの邪魔にならない位置で、妻が安心できる声掛けを意識すると良いです。
立ち会えない場合も連絡はマメに取り待機する
感染症対策などで立ち会いができない場合や、仕事で病院に行けないときでもスマホは常に確認できる状態にします。陣痛中の妻からLINEが来たらすぐに返信して不安を和らげてください。
緊急で帝王切開になる場合、同意書が必要になるため、病院からの着信にはすぐ出られるよう待機しましょう。
出産直後は妻へ感謝やねぎらいの言葉を
無事に出産を終えた直後は、 何よりもまず妻へ「本当にお疲れ様」「ありがとう」とねぎらいの言葉を伝えましょう。 命がけの出産を終えた妻は、心身ともに疲労困憊です。赤ちゃんの誕生を喜ぶと同時に、痛みに耐え抜いた妻への感謝を真っ先に表現しましょう。
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出産後の入院中に旦那さんがやること!妻のサポート
妻が入院している数日間は、旦那さんが外部とのやり取りや生活環境の整備を担う期間です。退院後の育児スタートを見据え、入院中に旦那さんがやることを解説します。
親族や知人・職場への出産報告を分担する
出産直後の妻は疲労が大きいため、親族や職場への出産報告は旦那さんが分担して行いましょう。まずは双方の両親へ無事の出産と母子の健康状態を伝え、 職場には育休や休暇の予定もあわせて報告するとスムーズです。
入院中の洗濯物の回収や足りないものを補充する
入院生活では、パジャマやタオルの洗濯物が毎日出ます。 面会に行く際は、汚れた洗濯物を持ち帰り、自宅で洗って翌日きれいなものを持参しましょう。
また、産褥パッドや飲み物、軽食など、入院生活で不足しているものがないかを確認し、必要に応じて補充して快適に過ごせるようサポートします。
食材のストックや日用品をまとめ買いする
妻が退院した後の産褥期は、家事の負担を極力減らしましょう。入院期間中に レトルト食品、冷凍食品、水、トイレットペーパーなどの日用品をまとめ買いするのがおすすめ。 退院直後に買い物へ行く手間を省き、妻を休ませる環境を作ります。
退院手続きと入院費用を精算する
退院日当日は、赤ちゃんのお世話と荷造りで慌ただしくなります。旦那さんはナースステーションや会計窓口に出向き、 入院費用の精算や退院手続きを済ませましょう。
出産育児一時金の直接支払制度を利用した場合でも、差額の支払いが発生することがあるため事前にお金を準備しておきましょう。
退院後に赤ちゃんを迎えるために入院中にやること
赤ちゃんが自宅へやってくる前に、安全で衛生的な生活環境を整えておくことも旦那さんの大切な役割のひとつです。退院日までに完了したい自宅の受け入れ準備について解説します。
チャイルドシートの設置と安全確認
退院時に車を利用する場合、チャイルドシートの着用は法律で義務付けられています。 入院期間中に、車への設置と固定確認を確実に行いましょう。取扱説明書を読み込み、ISOFIXやシートベルトでぐらつきがないかチェックし、新生児を安全に乗せられる角度に調整しておくことが大切です。
出典:警察庁HP「子供を守るチャイルドシート」
赤ちゃんとママの寝るスペースを掃除して整える
免疫力の低い赤ちゃんを迎えるため、退院前に自宅をきれいに整えておきましょう。 寝室やリビングに掃除機をかけ、洗い物や洗濯物を片付けるなどママと赤ちゃんが快適に過ごせる環境づくりが大切です。
また、ベビーベッドやベビー布団を最終確認し、授乳やおむつ替えがしやすい動線もチェック!エアコンや空気清浄機のフィルター掃除も事前に行います。妻に必要なことがないか確認しておくと安心してもらえます。
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要注意!産後入院中に旦那さんにイライラする原因と妻への配慮
産後の妻はホルモンバランスの変化により、精神的に不安定になりやすい時期です。旦那さんの何気ない行動が原因でイライラさせないよう、入院中のNG行動と適切な配慮について確認しましょう。
出産入院中の飲み会や遊びは控える
出産後の妻は、体の痛みや慣れない授乳で心身ともに負担が大きい時期です。そのため、入院中は飲み会や長時間の遊びを控え、できるだけ面会や家事を優先しましょう。
「自分だけ自由に過ごしている」と感じさせてしまうと、産後のすれ違いにつながることもあります。 仕事が終わったら早めに帰宅し、退院後の生活準備やサポートに時間を使うことが大切です。
旦那さんがどこにいるか心配する妻も!産後の不安を取り除くマメな連絡を
産後入院中は旦那さんに会いたいと寂しさを感じる妻も多いため、 可能な範囲で面会に足を運び、妻の話にしっかり耳を傾けましょう。 自分の話ばかりせず、不安や愚痴を否定せずに受け止めることで「一人じゃない」と安心してもらえます。
二人目以降の出産!入院中の旦那さんのワンオペ生活と上の子のケア
二人目以降の出産では、旦那さんが上の子を見ながら家事や育児をこなす場面も増えます。保育園の送迎や食事、お風呂、寝かしつけなどできるだけ普段の生活リズムを保てるよう意識しましょう。
ママがいなくて寂しさを感じる上の子へのフォローも大切です。 たくさん話を聞いたり、一緒に遊んだりしながら不安な気持ちに寄り添ってあげましょう。
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【Q&A】出産で入院中の旦那さんの行動に関するよくある疑問
出産入院中の旦那さんの動き方について、よくある疑問をQ&A形式でまとめました。面会頻度や仕事との両立など、産後を支えるために知っておきたいポイントを確認しておきましょう。
Q. 出産後、旦那としてやるべきことは何ですか?
A. まずは妻の体調を気遣い、十分な休息を取れる環境を作ることです。 その上で、出生届や児童手当などの公的手続き、親族への報告、自宅の掃除、赤ちゃんを迎える準備などを旦那さんが主体となって進めます。
Q. 出産後いつから性行為していいですか?
A. 産後の体は大きなダメージを受けており、 一般的には1ヶ月健診で医師の許可が出るまでは控える必要があります。 体の回復には個人差があるため、妻の心身の状態を最優先に考えて無理させないことが大切です。
Q. 妻の出産入院中、旦那の面会頻度はどれくらいが目安ですか?
A. 病院のルールが許す範囲で、できるだけ面会に行くのが理想です。 妻は産後の痛みや慣れない育児で疲れています。短時間でも顔を見せて話を聞いたり、洗濯物の回収や差し入れをしたりすることで、妻の支えになるでしょう。
Q. 出産入院中に病院に旦那が宿泊することはできますか?
A. 病院の設備や方針によって異なります。 個室では付き添い宿泊が可能な場合もありますが、感染症対策などの理由で禁止されているケースも多いため、事前確認がおすすめです。
Q. 妻の入院期間中に旦那はどのタイミングで仕事を休むべきですか?
A. 出産当日や退院日に休みを取るケースが一般的です。 加えて、役所での手続きや自宅の準備のために、入院期間中に1日〜2日有給を取得するのがおすすめ。可能であればそのまま育休に入ると妻の負担が減らせます。
Q. 入院中の妻が喜ぶおすすめの差し入れは何ですか?
A. 手軽にカロリー補給できるゼリー飲料や、好きなスイーツ、カフェインレスの飲み物が喜ばれます。 また、ホットアイマスクや着圧ソックスなどのリラックスグッズもおすすめです。
【本記事監修】山崎産婦人科小児科医院のご紹介|院長 山㟢先生
山崎産婦人科小児科医院は、産科、婦人科、小児科を備え、妊娠や出産からお子さまの成長まで見守るクリニックです。お母さんは産婦人科医が、赤ちゃんは小児科医が担当し、それぞれの専門性を活かした診療を行っています。
患者さまとの信頼関係を大切にし、分かりやすい説明と気軽に質問できる雰囲気づくりを心がけています。
<山崎産婦人科小児科医院の特長>
- 産婦人科と小児科が連携し、お母さんと赤ちゃんを継続的にサポートする体制
- 無痛分娩に対応し、安心して出産に臨める環境を整備
- 産後ケアを通じて、出産後の身体のケアや育児の悩みにも対応
- 妊婦健診から乳幼児健診まで対応する総合的な診療体制
入院中に旦那さんがしっかりサポートして安心できる産後を迎えよう
<本記事のポイント>
- 出産入院中の旦那さんは、手続き、家事、メンタルケアまで幅広いサポートが必要
- 出生届や児童手当など、期限のある手続きは早めの対応を
- 面会やこまめな連絡は、妻の孤独感や不安の軽減につながる
- 退院前に自宅環境を整え、赤ちゃんを迎える準備を進めておくことが大切
- 二人目以降は、上の子のケアや生活リズムの維持も重要なポイント
妻の出産入院中、旦那さんがやるべきことは手続きから家事、精神的なサポートまでさまざまです。産後の妻は心身ともに負担が大きいため、安心して休める環境づくりを意識しましょう。
出生届など期限のある手続きは早めに確認し、面会やこまめな連絡、自宅の環境整備などで妻をサポートすることが大切です。夫婦で役割分担を共有しながら、協力して産後を乗り切りましょう。




