新パパ必見!突然の破水にも落ち着いて行動するために事前に心構えを。

パパ向け

新パパ必見!突然の破水にも落ち着いて行動するために事前に心構えを。

もうすぐ初めての出産が近づいているけれど破水の時の流れがイメージしにくい、いざという時病院に送ってねと妻に言われたけど正直どきどきしてるという新ママ・新パパへ、妊娠中からの事前準備や入院までの流れをご紹介します。

出産のはじまりは主に陣痛が来た時と破水の時ですが、今回は破水した時の対応をお話します。妊娠30週前後からの方には特におすすめの内容です。初めての出産では特に事前準備が大切になってきますので、ぜひ読んでいただいて一緒に赤ちゃんを迎える準備をしましょう。

結論から言うと破水するまでの準備としては以下があげられます。 ・妊娠35週に入るまでに2人で入院グッズを完璧にしておく ・入院グッズをパパがすぐもっていける場所に置いておく ・妊娠中に病院の連絡先をママとパパのケータイに登録 ・妊娠中に病院までのナビをいれておく、一度は行って道を覚えておく ・陣痛タクシーを利用するなら、妊娠中に事前に登録しておく。 ・妊娠中に車にバスタオルとレジャーシートを乗せておく。

では順番に詳しく見ていきましょう。

出産のために入院することになったら慌てずに準備を!

0004_2.jpg 破水とは、妊娠中に赤ちゃんを包んでいた卵膜が破け、羊水が流れ出ることです。通常羊水は無色透明でさらさらしています。しかし、赤ちゃんに何らかの原因でストレスがかかると羊水が薄黄色~黄色~緑色に濁ることもあり、初めての妊娠の方には特に尿と区別がつきにくいことがあります。

初めての出産でも破水した瞬間わかるものなのか

人によっては膜が弾ける時にパチンと音がすることもあるようですが、音がないことも多々あります。また、膜の破ける位置が高い場所であれば羊水は少量ずつしか出ず、初めての出産の時には尿漏れと勘違いしてしまうケースもあります。逆に膜の破れる位置が低い場所であれば羊水は多量にでることが多く、この場合赤ちゃんの頭が下がってきて卵膜の穴に蓋をしないかぎり基本的に出続けます。このように位置によっては破水のタイミングがわかりにくいことがあります。

破水したら赤ちゃんのために入院して出産に備える

妊娠中赤ちゃんは子宮の中の『卵膜』といわれる薄い膜に包まれていて無菌の状態です。破水する(卵膜が破ける)と外の世界と赤ちゃんの世界がつながるので、子宮内の感染のリスクがあがります。そのため、病院でママの体温を測定したりモニターをお腹に巻いて赤ちゃんが元気かどうか確認しなければなりません。破水が確認された場合は、確実に入院になります。

破水したかどうかは電話では絶対にわからない

出産が近くなると「破水したら病院へ電話をください」と言われます。でも、出てきたお水がママの尿・おりもの・羊水のどれなのかは、実は電話ではわかりません。羊水かどうかを判断するのは、お水に専用の薬剤を垂らして色の変化をみます。また、パットに水がそんなに出ていなくても、内診した時の手袋につくこともあります。結局破水が疑われる場合は、助産師または先生の内診で赤ちゃんをつつむ膜のどの部分が破けているか(必要によってはエコーをお腹にあてて残りの羊水量も)やへその緒の位置を確かめ、薬剤による色変化を確認するため、病院に行く必要があるのです。

初めての破水でわからないと思ったらすぐ病院に電話する【重要!】

先ほどお伝えしたとおり、破水すると感染のリスクが上がります。人によっては数時間で発熱し抗生剤の点滴をしないといけないことも。とは言え初めての妊娠であれば特に破水したか判断がつきにくいと思います。とにかく迷ったら病院に連絡してみましょう。パパがもし、ママから「自分の尿か羊水かわからない…どうしよう?」と相談されたら、一緒に病院に連絡してくださいね。また破水はいつのタイミングになるかわかりません。もし家から離れた外出先で破水したとしても、家に1度帰るべきかそのまま病院に行くべきか、病院に連絡を入れて確認しましょう。

破水が疑われる時はシャワーを浴びないほうが良い

ただし、病院の方針によってシャワーを浴びて良いかどうかは異なるようです。感染のリスクを考えてシャワーは浴びずに病院に向かうべきか確認しましょう。

初めての出産~破水した時の連絡、電話の仕方~

0004_3.jpg 破水が疑われる時には速やかに病院へ連絡しましょう。※ここからは実践編になります。

妊娠中のうちに病院の代表番号をパパのケータイにも登録

破水の時、痛みやお腹のはりなど今の症状を聞かれるので、基本的にママ自身が病院へ電話をします。ただし、ママも初めてで気が動転していると連絡先がわからなくなる時もあるので、妊娠中のうちにパパのケータイにも連絡先を登録しておきすぐ電話できるようにしておきましょう。 病院の代表番号にかけてもらうと最初は事務につながることが多いです。今妊娠中であり産科につないでほしいと伝えたら、日中なら産科外来、夜なら産科病棟に繋いでもらえます。あとは助産師や看護師に聞かれることに順に答えましょう。もし電話中に陣痛もはじまったとしても、痛い間(数秒間)待ってくれます。陣痛がおさまっている合間に落ち着いてお話しましょう。 ちなみに聞かれることは以下の項目です。

・名前、生年月日 ・出産予定日、初めての出産か・何人目か ・破水を疑う時間、羊水の色 ・胎動はあるか ・出血はないか ・医師や助産師から妊娠中に注意されていることはないか(血糖値や血圧、B群溶血性レンサ球菌陽性など) ・病院までの所要時間、何で来るか(車?タクシー?)

もし、破水した時点でママが話せないほど痛がり電話できない状況であれば代わりにパパに聞かれることもあるので一通り知っておくと安心です。ただしママがもし元気で自分で電話できるなら、パパの役割は別のほうになります。

ママが電話中、パパは入院荷物を車に詰め込む

破水後のママに重い荷物をもってもらうと腹圧がかかり勢いよく羊水が出てしまうことがあるので、基本的にはパパにお願いしましょう。破水が疑われる場合はほぼ確実に病院にきてくださいと言われるので、ママが電話してる間にもう荷物を運びはじめてもらってかまいません。運びやすいように初めからキャリーケースに入院荷物を準備する方も多いようです。

パパはママが乗る準備をする(妊娠中から物は準備しておく)

人によってはバケツをひっくり返したぐらいの水が下からでたり、パットにちょっとつく程度とまちまち。シートの後片付けが楽なようにしておくのも実は大切ですが、初めての出産の時はやはり忘れがち。予め妊娠中のうちにレジャーシートやタオルを車に乗せておきましょう。

もしも出産が近づいていたら…【重要!】

もし、ママが動けないほど痛がっていたら話は別です。入院グッズがそろっていなくてもあとでいいので置いておき、とにかくママと赤ちゃんが1分でも早く病院へ着くことを優先します。その場合でも、病院に妊娠中であること、ママの名前と「痛がってて今から行きます!」の一言は最低限連絡しておきましょう。助産師が出産の準備をしたり下の受付で車椅子をもって数人待機することができます。(ただし、破水と同時に激しい陣痛がくるケースは少ないです。万が一のこととして参考までに覚えておいてください。)

初めての出産~病院への行き方~

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破水後に車に乗る時の注意

羊水がほぼ出ずママも痛みがなくて平気な時は座っていてもオッケーです。防水レジャーシート(ゴミ袋でも可能)の上に羊水を吸わせる目的のタオルをひいて、その上からママは座りましょう。

破水後羊水が出続ける時、お腹が痛い時は後部座席に寝てもらう

破水が疑われ、なおかつ陣痛がきた時は急激に出産に進む可能性が高いです。もしかすると赤ちゃんの頭がかなり下に下がってきてる可能性もあります。ママが座っていると重力と陣痛で赤ちゃんがさらに下に押されることが予想されるので、病院につくまではできる限り横になるほうが良いでしょう。また、痛くなくてもタオルが一面濡れるくらいに羊水が多量にでている場合、お腹の中の羊水が極端に少なくなってしまうことも予想されるのでやはり横になったほうが無難です。その場合シートベルトは不要で、後部座席に横になってもらいましょう。この時のパパの冷静な声かけが、初めての破水でどきどきしているママの安心へとつながったとの意見が多数ありました。

とにかく安全運転で

初めての出産ではパパも緊張しがち。ナビに病院の場所をあらかじめ入れておいて、安心する状況をつくっておきましょう。妊婦健診などの送り迎えで一度は行っておくとかなり安心できます。 万が一車が不調の場合や、パパがたまたま出張でいない時は代わりに陣痛タクシーがあります。陣痛タクシーという名前ですがもちろん破水した時も利用可能。運転手さんも破水に慣れていますし初めての出産でも安心です。電話登録は無料で、事前に産院の名前・住所を登録しておくと当日は電話一本で何も言わなくてもその場に送ってもらえるシステムです。いざという時はこの選択肢もあることを覚えておきましょう。

病院についたら、ママが歩ける時は一緒に受付に声をかけにいく(パパは荷物もち) 軽い手さげバッグ程度ならママにもってもらっても大丈夫です。

もしママがとても痛がっていたり、「何かでそう」となっていたら一旦ママは動かず、ロータリーに車をとめてパパだけ走っていき受付に車椅子を依頼しましょう。無理に歩くと道で出産してしまう可能性もあるかもしれないので、必ずパパだけで声をかけにいきましょう。(ママはもちろん横になった状態で待ってもらってください)助産師にママをお願いしたら、パパの大きな役割は達成です!

破水後に車に乗る時の注意

0004_5.jpg これだけあわてて行っても破水していなかった場合はまた一時的に家へ戻ることもあります。そのためママを見送ったあとパパにはしばらく病院近くで待機しておいてもらうことが多いです。(ただし助産師から指示があればそちらにしたがってください) 破水していたら入院です。パパはママをラインやメールで励ましてあげましょう! 破水後24時間以内に出産になることが多いとされていますが、破水後いつぐらいに陣痛が始まるのか・赤ちゃんが生まれるのかは様々な要因が影響するため一概には言えません。また一般的に初めての出産は12~15時間かかると言われますがそれは陣痛がはじまった時点からのカウントになります。担当の助産師や先生にいつ頃の出産になりそうか確認しましょう。パパが立ち会い希望している場合はその出産予測時間が大切です。その時間に合わせて、パパは仕事を調節しましょう。(ただしあくまで予測なので、初めての出産は特にその通りに出産が進まないことも多々あります。目安くらいのつもりでいましょう。) ママは感染予防のためにこまめにパットをかえましょう。

実際歴代パパさんママさんたちからは出産後こんな意見がありました。 「奥さんの誕生日を和暦でと言われて慌ててたらわからなくなった。」 「初めてで緊張して病院を通りすぎた。」 「まだ出産予定日じゃないと思って入院グッズが完成してないうちに破水した。あれこれつめていると病院につく時間がかなりたってしまった。」 「思っていたより羊水がでてきたので妊娠中からタオルを車につんでおいて良かった。」 「破水かな?と思って病院に行ったら違うことが2回あった。3回目も違うだろうと思いつつ病院に行ったら破水していたみたいで行って良かった。」 初めての妊娠の方は羊水を見たことがないため尿と区別がつきにくく何回か来院することが多いようです。 また、出産予定日はあくまで予定です。正期産と呼ばれる妊娠37週0日からはいつ破水・出産してもおかしくありません。(人によってはそれ以前に破水してしまうことも…)早い段階から準備をしておかないと出産の時に間に合わなかったケースもあるようです。急な破水にも対応できるようにやはり妊娠中から事前準備をしておく必要がありそうですね。

まとめ

0004_6.jpg 今回は破水時の準備・対応についてご紹介しました。 再度チェックリストをまとめておくので改めて夫婦で確認し出産に備えましょう! ☑妊娠35週入るまでに2人で入院グッズを完璧にした ☑入院グッズをパパがすぐもっていける場所に置いた ☑病院の連絡先をママとパパのケータイに登録した ☑病院までのナビをいれたor陣痛タクシーに登録した ☑一度は行って道を知っておく ☑車にバスタオルとレジャーシートを乗せた

これで準備は完璧です。初めての出産でも安心です。残りのマタニティライフを楽しんでくださいね。

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